ゴキブリスト必見!?「ゴキブリ展」成功のワケと「GKB48総選挙」投票結果 (1/2ページ)

Asagei Biz

第3回GKB総選挙
第3回GKB総選挙

 お気に入りのゴキブリに1票を!女性アイドルグループなら、気に入ったタイプの女子への投票は、少しの抵抗も生じない。だが、ゴキブリとなると話が変わってくる。そもそも、好きなゴキブリってどういうこと!?

 まだ日本で新型コロナウイルスの感染拡大が本格化する前、静岡県磐田市の「竜洋昆虫自然観察公園」内の昆虫館で、40種類以上のゴキブリが大集合した「ゴキブリ展3」が開催されていたのをご存じだろうか。なかでも、展示されているゴキブリから気に入った1種を選んで投票する「GKB48総選挙」というイベントは毎冬に開催されている人気企画だという。

 お気に入りのゴキブリの番号を記入する投票用紙を手渡していたのは、ゴキブリのすべてを愛する自称「ゴキブリスト」であり、公園職員の柳澤静磨さん(25)。昆虫館での世話だけでなく自宅でもゴキブリを飼育している。

 ゴキブリの魅力について、「昆虫の『おいしい部分』をギュッと凝縮している」と柳澤さん。「おいしい部分」とは、「種類が4000以上と豊富で、大きさや形もさまざま。きれいな体色をした種類も数多く、生態もとても多様」と言う。そう語る以上にゴキブリは、彼にとって大きな存在となっている。世間一般と同じく、もともとはゴキブリが大嫌いで、生き物図鑑をめくる際に、ゴキブリの姿を見なくても済むよう、かつては該当ページをテープで固めて開かないようにしていた。

 イメージ転換を迫られたのは、2016年に当園の職員となり昆虫館に勤めるようになってからだ。あるとき、先輩職員が事務所内でゴキブリの飼育を始めた。最初は嫌で仕方なかったが、だんだん自分も世話をするようになり、愛嬌を誘う生物だということがわかった。個体差があり、照明を当てた時に左へ逃げようとするものもいれば右へ逃げ出そうとするものもいる。「ゴキブリに心があるかどうかはわからないが、気持ちが伝わっているんじゃないかと感じる時がある」と柳澤さんは微笑む。

 ゴキブリ愛を広める伝道師は、“後継者”の育成にも余念がない。柳澤さんから、「ゴキブリストの資格は十分」と認められたのは、浜松市内の小学校に通う小学4年生の女の子。

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