戦国時代、討ち取った敵の首はどうなる?首級が本物か確認する儀式「首実検」とは (4/4ページ)

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他の首級についても、身分がある将については敵方に返還されたり、あるいは首塚(くびづか)などに葬られたりしました。

終わりに

敵を殺してその首級を奪う。その行為について、現代の価値観から見ると何と野蛮で残酷な、と思われる方がいるかも知れません。

しかし、往時の武士たちは命のやりとりをした相手に対するリスペクトを示すため、最大限の礼節をもってその首級を遇しこそすれ、死者を冒涜し、敗者を辱めるような非道を軽蔑しました。

「ゆめゆめ、忘れるでないぞ?」

死力を尽くして殺し合えばこそ、肌身に沁みて理解できる生命の尊さ。そのような極限状況の道徳が、後に「武士道」と呼ばれる独特な価値観を形成していくのでした。

※参考文献:
「歴史ミステリー」倶楽部『図解!戦国時代』三笠書房 知的生きかた文庫、2016年7月

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