めった刺しにされて血の海に横たわる女子大生、現場に残された血液型と一致した男の正体とは【未解決事件ファイル】 (2/2ページ)

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その男は事件現場近くの借家に住む男性で、警察の聞き込みに対して虚偽の説明をしていたことも判明した。警察はこの男が事件の事情を知っている可能性が高いと見て、任意で事情聴取を開始。事件は早々に解決に向かうと思われた。

 しかし、これ以降事件の続報は途絶えてしまう。2008年には警察が捜査を継続していることが新聞で取り上げられたが、結局男性の件については一切記載がなかった。もう一つ、Aさんと同じマンションに住む中国人男性が事情聴取されたというニュースも、2001年当時報道されていた。この男性は事件当日仕事を欠勤しており、金にも困っていたという。しかし、この男性についても続報はなく、事件への繋がりは見つからなかったと見られる。

 Aさんのマンションのカードキーは特殊なシステムが採用されており、部外者には簡単に取り扱えない仕組みだったという。しかし、この事件が起きる半年前には、別の部屋に誰かが侵入しようとする騒ぎが発生したこともあり、またAさんの部屋にも何者かが侵入し現金とバッグを盗むという事件が起きていた。二件とも犯人は捕まっていない。Aさんが殺害された事件との関連性は見つかっていないが、何故このマンションばかり狙われていたのだろうか。

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