めった刺しにされて血の海に横たわる女子大生、現場に残された血液型と一致した男の正体とは【未解決事件ファイル】 (1/2ページ)

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 2001年4月14日未明、栃木県西那須野町にある民家の駐車場で、当時24歳の女子大学生が何者かに殺害される事件が発生した。深夜に起きた事件ということもあり、目撃情報は乏しく捜査は難航。ようやく現場に残された血液型と一致する男性を発見するも、その後の続報は途絶え、2020年7月現在も未解決のままである。

 被害者は近くのマンションに住む大学4年生のAさん。日中は大学に通い、夜は近所のパチンコ店でアルバイトをしていた。事件前日も大学の講義を終えた午後4時頃から午後11時頃までアルバイトをしていたという。パチンコ店を退勤したあと、同僚としばらく時間を過ごした後に、14日午前0時過ぎ1人で車に乗って帰宅。午前1時頃には近くのコンビニエンスストアで夜食を購入するAさんの姿が監視カメラに記録されていた。これがAさんの最後の目撃情報となる。

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 そして午前4時過ぎ、新聞配達員が現場を通りがかったところ、血まみれで倒れているAさんを発見。新聞配達員はすぐに110番通報したが、警察官が駆け付けた時には既に死亡していた。遺体の刺し傷は首や胸など約10か所にも及び、辺り一面大量の血が流れていたという。第一発見者の新聞配達員は一目で「生きているとは思えない」と感じたそうだ。

 被害者の部屋からは現金と部屋のカードキーが無くなっており、被害者の車が普段利用していたマンションの駐車場ではなく、近くの市営駐車場に停められているという不可解な点が警察の捜査により発見された。

 警察は周辺住民への聞き込み、チラシの配布などを行い情報収集に努めたが、深夜に発生した事件ということもあり、目撃証言はほとんど集まらなかった。唯一、現場近くに住む主婦が「助けて」という悲鳴を午前3時頃に10回近く聞いていたが、「学生のおふざけ」だと思い、気に留めなかったという。

 事件が動いたのは、遺体発見から6日後の4月20日。現場に残された血液型、靴跡と一致する靴を保有する男性が発見されたのだ。

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