「女の命」は切らせたくない?明治時代、女性が髪を切るには役所への届出が必要だった! (2/3ページ)
その年の7月、当家の嫁(長男の妻)が「長患いが治るように」願をかけて髪を切ったことを義父が届け出ており、捺印がないことから役所に提出した控えと見られます。
届け出をしないと罰則があったそうですが、事後報告でもよかったなら、役人に見つかって咎められた時だけ「これから届け出ようと思っていたんです」と言い逃れることができそうです。
それにしても、髪を切るのにいちいち役所に届け出て、正当な理由がなくてはならないとは、女性の散髪は随分と心理的なハードルが高かったことでしょう。
田舎だったら、すぐに「彼女、失恋したのかな」などなど、根も葉もない噂が広まったかも知れません。
終わりにそれでも、女性の髷はメンテナンスが男性以上に大変(※)なため、届出くらいで切ることが出来るなら、と断髪する女性が増えていきました。