雨の中、飼い主を外で待つ犬に傘を差しかけ続けた警備員(イギリス)

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雨の中、飼い主を外で待つ犬に傘を差しかけ続けた警備員(イギリス)
雨の中、飼い主を外で待つ犬に傘を差しかけ続けた警備員(イギリス)

犬が雨に濡れないように傘を差しだした警備員 image credit:Crisp Rat@MelGracie_/Twitter

 ふいに誰かのやさしさを垣間見た時、心がポッと温かくなる。そんな出来事が、つい最近イギリスで起こり、Twitterで拡散した。

 とあるスーパーの店の外で、雨の中、飼い主の戻りを待ち続けていた犬に、警備員が傘を差しかけていたのだ。

 雨は突然降ってきたようで、外のポールに繋がれていた犬はどうすることもできない状態だったが、犬が濡れていることに気付いた警備員のおかげで、ずぶ濡れにならずに済んだようだ。

 警備員の犬に対する心温まる対応に、ネット上では称賛の声が寄せられた。『Go Animals』などが伝えている。
・雨の中待っていた犬に警備員が傘を差しかける

 6月29日、イギリスのスーパーチェーン『Morrisons(モリソンズ)』の外で、メル・グレイシーさんは心温まる光景を目にした。

 スーパーの警備員の男性が、雨降る中、店内に買い物に入った飼い主をじっと待っている犬に傘を差しかけてあげていたのだ。


 犬が飼い主に繋がれた時、雨は降っていなかったようだ。しかし突然激しく降り出した雨に、繋がれた犬はずぶ濡れになる以外なす術もない。

 そんな犬を見た警備員の男性は、犬がそれ以上濡れないようにと傘を差しかけてやった。

 やさしい光景を目にしたグレイシーさんが声をかけると、警備員は「犬だって雨に濡れたくないと思っているかもしれないしね」と話したという。

 その後、グレイシーさんのTwitterで写真がシェアされると、たちまち拡散した。


・犬の飼い主も警備員に感謝のツイート

 果たして、警備員はイーサン・デアマンさんという人物であること、犬の飼い主のツイートにより、犬はフレディーという名前であることが判明した。


 デアマンさんは、Twitterで「今日、多くの人をハッピーにしたみたい」とツイート。

 一方、フレディーの飼い主デイヴィッド・チェリーさんは、デアマンさんへの感謝の気持ちをこのようにツイートし、フレディーの子犬の頃の写真をシェア。


彼は、いつも(客として来る)私の兄や父、そしてフレディーにとても親切にしてくれます。フレディーが濡れないように傘を差しかけてくれて、本当にありがとう。

いつも互いにケアし合うコミュニティー精神はとてもいいと思う。こういう素敵な出来事を聞くと嬉しくなるよね。


 その後、デアマンさんはこのように話している。

自分の犬ではない犬を勝手に動かすわけにはいかないので、せめて傘を差しかけて、雨に濡れないようにしてやろうと思いました。

 また、仕事中にこういう行為ができたのも、同僚たちのおかげでもあるとツイート。


普段からのスタッフ間のチームワークがなければ、できなかったことです。同僚たちが入り口で人数制限をしっかりとしてくれていたからこそ、私はフレディーに傘を差しかけてやりながら、顧客の列を監視することができたのです。

 デアマンさんの親切行為は、決して大きなものではなかっただろう。しかし、ちょっとしたやさしさが、多くの人の心に沁みたことは間違いない。

 Twitterには、「どうかこの心優しき警備員の給料を上げてやって!」「そうだよね。犬だってずぶ濡れになるのが嫌かもしれないもんね。やさしいなぁ」「直接彼のことを知らないけど、とてもいい人だというのがわかる」「犬も濡れずに済んで幸せそうだ」「全ての警備員が彼みたいだったらいいのに」「この写真を見て心温まったよ。ありがとう!」といった称賛の声が相次いでいる。

written by Scarlet / edited by parumo
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