ちょっとそれ嗅いでみたい。宇宙の匂いの香水が開発され、販売が決定 (3/4ページ)

カラパイア



 2008年に、宇宙のニオイを再現するためにピアース氏はNASAと既に契約をしており、その開発に4年の年月を費やした。

 これは、元々宇宙飛行士が宇宙空間に出る前の訓練時に利用するために作成されたということだが、宇宙のにおいを事前に知ることによって、宇宙飛行士らが実際の宇宙空間で直面したり経験したりする可能性がある予期せぬ驚きを排除することが目標の一部だったそうだ。

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image credit:Kickstarter

・子供たちの知的好奇心に繋がることを期待

 今回の香水の開発における目標を、リッチモンド氏はこのように述べている。

この香水が、体験型教育の場で宇宙についての関心を広める会話に繋がったり、子供たちがSTEM(科学、技術、工学、数学)教育に興味を持ってくれるようになったりすることを目標としています。

 いわゆる宇宙の匂いを知るためのもののようで、普通の香水のように、体にふりかけてお出かけする用の匂いではなさそうだ。

 もしこの香水をつけて外出しようもんなら、ちょっとした異臭騒ぎを起こすことになるかもしれない。

 なお、同氏は月の香りと呼ばれる香水の発売も検討中であることを明かした。

 ちなみに、惑星の表面はとても臭いと言われている。例えば、火星は鉄や硫黄、二酸化炭素の混合物によって腐った卵のようなニオイを発しているという。
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