イベントで希少な鉱物を発見、3億6000万円を手に入れる 男性は全額寄付、地元に学校を建設し称賛の声 (1/3ページ)

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 誰もが一度はお金持ちになりたいと憧れを持ったことがあるだろうが、海外には数億を手にするも自ら手放した人がいる。

 タンザニア・マニヤーラに住む畜産業を営む52歳の男性が、総額およそ77億4400万タンザニアシリング(約3億6000万円)のタンザニアナイト(注・タンザナイトとする表記もある、以下同)と呼ばれる鉱物を見つけるも、鉱物を発見したことによって得た金銭を全て寄付すると明かしたと、海外ニュースサイト『UNILAD』と『INSIDER』が6月25日までに報じた。男性は鉱物採取の専門家ではなかった。

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 報道によると、男性は鉱物採取のイベントで、9.2キログラムと5.8キログラムの2つのタンザニアナイトを発見したという。『UNILAD』によると、これまで発見されたもっとも重量の重いタンザニアナイトは、3.3キログラムだったそうだ。タンザニアナイトが発見される場所は、タンザニアのごく一部の場所に限られており、発掘すること自体難しく、地球上で最も希少な宝石の一つだと言われているという。今後20年で、タンザニアナイトの世界供給は枯渇すると予想されているため、価値が高い。なお、男性がこれまで鉱物採取の経験があったかどうかは明かされていない。

 タンザニア政府は、男性が発掘した鉱物を国立美術館に展示するため、男性から77億4400万タンザニアシリング(約3億6000万円)でタンザニアナイトを買い取った。男性は77億4400万タンザニアシリング(約3億6000万円)を手にしたが、自身が住む地域の発展のための資金として全額寄付した。資金は、学校やショッピングモールの建設費に充てられる予定だという。

 男性は、『UNILAD』のインタビューに対し、「私が住む地域には子供を学校へ行かせられない貧しい人々がたくさんいる。私は学校に行けず、教育を受けることができなかったが、地域の子供たちには教育を受けさせてあげたい」と話しているという。

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