うさぎのウイルス感染症「ウサギエボラ」がアメリカで急速に蔓延、感染力が高く致死率は9割 (1/3ページ)
うさぎの感染症「ウサギエボラ」がアメリカで蔓延 / Pixabay
コロナウイルスの蔓延に苦しむアメリカだが、その南西部ではまた別のウイルスがアウトブレイクして、うさぎの命を脅かしているそうだ。
感染すればほとんどのうさぎが命を落とす危険なウイルスの名は「ウサギ出血病ウイルス(RHDV2)」――通称ウサギエボラだ。
感染力、致死率が共にが高く、アメリカ南西部の7州で数千匹のうさぎが死んでいるという。
・全身の臓器から出血して死にいたるウサギエボラ
まず最初に、ウサギエボラ(ウサギ出血病ウイルス)は人に感染する本家のエボラウイルスとは無関係である。体内で出血した末に臓器不全で死にいたるその症状がエボラ出血熱によく似ているために英語圏ではそう呼ばれている。
4月以降、アリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、ネバダ州、ニューメキシコ州、ユタ州、テキサス州のほか、メキシコ西部でもでウサギエボラの症例が確認されている。
アメリカでウサギエボラがアウトブレイクしたのは4度目のこと。(ちなみに世界最初の事例は35年前の中国である)
しかし飼育されているうさぎだけでなく、野生で暮らす北アメリカの固有種にまで感染が拡大したのは初めてであるらしく、複数の地域と種に広まっていることが専門家を懸念させている。
ナキウサギ、ノウサギ、ワタオウサギ、カンジキウサギ、ジャックウサギなど、どの固有種にも症例が認められるという。