女性の昇進を阻んでいる男性の変えるべき意識とは? (2/3ページ)

新刊JP

こうしたものを利用しながらキャリアを継続して重ねていけるようにすることが大切だ。

また、女性だけが育休を取る社会の風潮についても東谷さんはメスを入れる。
小泉進次郎氏など、男性有名人の育休取得者が目立つが、それは取得者が少数派だから。現実は、女性が育休を取り、男性が働くというケースが大多数だ。その結果、夫が仕事に、妻は育児やパートに、という夫婦の役割分担が固まってしまい、いざ女性が仕事に復帰しても、育児に対する夫の協力がなかなか得られないということになる。

理想は、男性がちゃんと育休を取得し、早い段階から積極的に育児に参加させることだと東谷さん。男性を育児に参加させないと、子育ての過程において自分が何をすればいいか全く分からないまま、ただ夜泣きで寝不足になっただけで「自分は育児に参加している」と思ってしまう「勘違いイクメン」が誕生したりしてしまう。
女性側から「育休中に何かをしてほしいのか」をきちんと夫に伝え、育児の即戦力にしておけば、自分が仕事を続けていくときに、とても頼もしい存在になるはずだ。

■これからの時代を生きていくために、自分の「強み」を見つけよう

もう一つ本書から、キャリアアップのために考えておきたいことをピックアップしよう。

それは、自分の「売り」は何かを考えること。これから先、「何があっても安全安心」という時代ではなくなる。AIの浸透などによって、正社員でさえも居場所がなくなっていくかもしれない。

そうしたときに必要なのが、自分の「強み」だ。「コミュニケーション能力が高い」「色々な人と合わせることができる」「どんな仕事でも断らず、丁寧に仕上げる」などの「売り」を持っていると強い。
ただ、「私には何もない」と思う人もいるだろう。東谷さんは劣等感をきちんと見つめ直すことで、自分の強みであったり、新しい自分の一面を知ることができるとつづる。キャリアを考えることは自分を捉え直すことでもあるのだ。

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