「お前の母ちゃんでーべーそ」はなぜヘソなのか?その由来となった最大級の罵倒語「おやまき」とは? (2/3ページ)
「法家ニハ、悪口ノ咎ヲハ不孝ノ罪トナゾラヘテ、重罪ニイマシムル也、……ナニトテ悪口ヲ不孝罪科ト云ゾナレハ、先ツ(まず)人ヲクダシテ、ヲヤマキト云ヘハ、人又我ヲオヤマキト云フ、ヲヤ殺シト云ヘハ、又我ヲオヤ殺ト云時ハ、人ノ父母ヲノ(罵)ルトシテ、我父母ヲノル理也」
※『中世法制史料集別巻・御成敗式目註釈書集要』所収「池辺本御成敗式目注」より「悪口ノ咎事」条
【意訳】
悪口は親不孝と同じく重罪とする……なぜ悪口が親不孝なのかと言うと、まず他人に「をやまき」と言えば、人もまた「おやまき」と言い返す。「親殺し」と言った場合も同様に返されるから、悪口は自分の父母を罵倒するのと同じになる、という理屈だ」
「悪口はいかん。親不孝と同じ重罪じゃぞ」お裁きを受ける被告(イメージ)。
ここで「おやまき(をやまき)」は「親殺し」と同列に並べられていることから、「おやまき」は「親まき」であり、「親をまいた不孝者」を意味するものと考えられます。