ジンベイザメの目は大量の歯に似たウロコで覆われていた(日本研究) (1/4ページ)

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ジンベイザメの目は大量の歯に似たウロコで覆われていた(日本研究)
ジンベイザメの目は大量の歯に似たウロコで覆われていた(日本研究)

ジンベエザメの目の秘密 /iStock

 世界最大の魚である「ジンベエザメ」は、サメという名前からは想像できないほど穏やかなヤツだ。

 熱帯・亜熱帯・温帯の海をゆったりと泳ぎながらプランクトンを食べるだけなので、サメと言っても、人間に危害を加える可能性はかなり低い。

 そんなのんびり屋の彼らになんだかクリーチャー的な特徴が発見された――それは眼球を覆う無数の歯である。正確には歯に見えるウロコである。

 どことなくスパイク状のまぶたを思わせるそれは、数多の脊椎動物の中でもジンベエザメ以外には見られない特徴であるそうだ。
・サメやエイの仲間が持つ歯の構造に似た独特のウロコ

 サメやエイの仲間は、「楯鱗(じゅんりん)」や「皮歯(ひし)」と呼ばれる、小さくて頑丈なウロコで覆われている。一見、サメの体は滑らかなようで、実際に触ってみるとザラザラしているのはこのためだ。

 それはウロコではあるものの、一番内側に歯髄があり、その上は象牙質で、さらに表面はエネメル質でコーティングされている。つまり歯そのものの構造をしている。

 楯鱗には水の抵抗を減らす効果があると考えられており、ジンベエザメもまたそれで全身を覆われている。しかし眼球までそうだったのだからビックリだろう。
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