食べ物をください。空腹のオットセイ、ロックダウン中のレストランのドアを叩く(南アフリカ) (2/3ページ)

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 しかし、そのドアが閉まっていることに気付くと、オットセイは開いている別のドアへ移動し、再びドアを叩いた。

 現在、テイクアウトのみ営業しているこのレストランバーのスタッフ、ルカ・デ・ラ・ゲラさんは、後の地元メディアのインタビューで次のように応えている。

最初は驚いたけど、ドアを叩き続けている姿を見て『駄目だよ、君は中には入れないよ。お酒は提供できないんだよ。』なんて言って。ちょっと面白くはあったけど、明らかに助けを必要としているようだったね。

・店側、SPCAにオットセイの救助を求める

 オットセイが、レストランバーのドアを叩く姿を目撃した女性は、オットセイがかなり疲れて空腹そうに見えたので、食べ物を買いに走ったという。

仕事で休憩して出てきたら、目撃して驚きました。なんだかとっても疲れていて、空腹に見えたので、近くのスーパーに走ってソーセージを買って、オットセイに投げ与えたのですが、興味がなかったのか食べようとはしませんでした。きっと、ペスカタリアン(魚介類を食べる菜食主義者)だったのかも(笑)


 オットセイは、長い間店の前にいたため、周りにはその光景を見物する人たちが集まり、オットセイが疲れすぎないようにと水をかけたりする配慮をする人まで出た。

 口々にオットセイを心配する声があがる中、「犬ならまだ対処法がわかるけど、オットセイって…」と困惑した店のマネジャーは、SPCA(動物虐待防止協会)に助けを求めた。

 その間、道路は警備員らによって一時封鎖となったが、やがて駆け付けたSPCA職員らによってオットセイは30kmほど離れたハウト湾にある保護区へ搬送された。
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