DeNA・ラミレス監督がまさかの奇策! 与田監督とはくっきりと明暗? サヨナラ勝ちを呼び込んだ“代打ウィーランド” (2/2ページ)

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実はウィーランドは投手でありながら、前年に「.229・3本・12打点・11安打」といった打撃成績をマーク。特に対広島戦では「.538・3本・9打点・7安打」と驚異的な数字を残していた。こうしたデータを元に、ラミレス監督はウィーランドを切り札として代打起用した。

 打席に入ったウィーランドは1、4球目を空振るも、それ以外の球は全て見極め四球をゲット。2死満塁とチャンスをさらに広げ、次打者・倉本寿彦のサヨナラタイムリーを呼び込んだ。

 試合後の報道では、ウィーランドが「監督から代打を告げられてワクワクしていた」とやる気満々で打席に臨んでいたことが伝えられている。また、起用したラミレス監督は「彼が塁へ出たことで試合に勝てた。素晴らしい打席だった」と称賛し、倉本も「ウィーランドのあの粘りを見たら思い切っていくしかないと思った」とサヨナラ打の原動力になったと語っている。

 ただ、シーズン全体で見れば、2018年は「.182・1本・2打点・6安打」と打撃成績は下落。まだ、本業の投球でも2ケタ10勝を挙げた前年とは一転し4勝に終わるなど成績を残せなかったため、同年限りで退団となっている。

 2018年に退団した後に韓国・起亜に1年間所属し、現在はアメリカ独立リーグでプレーしているウィーランド。退団から2年が経過した現在も、代打起用の衝撃は多くのファンの心に残っているようだ。

文 / 柴田雅人

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