「腕さ回せや〜」方言でコロナに克つ!「ご当地ラジオ体操」ブーム再来のナゼ (1/2ページ)

Asagei Biz

ラジオ体操
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 津軽弁や大阪弁など、地元の方言を使って”号令”をかける「ご当地ラジオ体操」が脚光を浴びたのは、10年ほど前のこと。ところが、コロナ禍での巣ごもりによる運動不足解消にと「ご当地ラジオ体操」が再び脚光を浴びているという。

「そもそも、『ご当地ラジオ体操』というのは、誰でも知っているラジオ体操と、地元言葉を組み合わせることで、県民には地元固有の文化を再確認してもらい、対外的には地域をPRしたい、という目的で作られたものなんです。それがメディアに取り上げられたことで全国各地に広がり、続々とご当地版が作られるようになったというわけです」(情報誌記者)

 2013年には岩手弁や土佐弁、ウチナーグチ(沖縄弁)など12の方言が号令として入った「ラジオ体操第一 ご当地版」なるCDが発売され、想定外の大ヒットを記録。さらに、外国語バージョンを集めたオムニバスCDも発売され、その存在は世界でも広く認知されることになった。

 そして時を経た今、コロナ禍をきっかけに、ブーム再燃となったわけだが、実際、YouTubeで「ご当地ラジオ体操」と検索してみると、北は東北から南は沖縄まで、それこそ、ローカル色あふれる、さまざまなご当地版ラジオ体操が楽しめる。

 なかでも変わり種として人気なのが、国内5方言・海外6カ国語7種類の、計12パターンのナレーションが挿入された「ラジオ体操 第バ(第1×ダイバーシティ)」だ。

「この体操を公式YouTubeページで公開しているのは建設大手の東急建設。建設現場で働く人々は年齢も違えば、出身地も異なるため、作業員同士がコミュニケーションを取りづらい状況。そんな環境のなか、コミュニケーション不全が原因となってヒューマンエラーや事故災害の原因になることも少なくない。そんなこともあってコミュニケーションの活性化を目的として、この映像を制作したそうです」(前出・情報誌記者)

 つまり、もともとの制作意図は社員や現場スタッフに向けたコミュニケーションツールだったのが思わぬ形で注目されることになったというわけだ。

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