帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ 日本で初めて「バイキング」を導入したのは? (1/2ページ)

新刊JP

『ホテル御三家』(山川清弘著、幻冬舎刊)
『ホテル御三家』(山川清弘著、幻冬舎刊)

日本には「御三家」と呼ばれているホテルがある。帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニの3ホテルだ。

もしかしたら「名前は知っているけど、宿泊したことはない」という人は多いかもしれない。日本のホテルの草分けであり、今も業界を牽引し続けているホテル御三家とは、どんなホテルなのか。

■帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ 一番歴史が長いのは?

『ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ』(山川清弘著、幻冬舎刊)では、「歴史に裏打ちされたおもてなし」「老舗の安心感」では片づけられない御三家の歴史と意外な因縁に迫る。

開業年からみると、長男になるのが帝国ホテル。海外からの賓客を迎える民間の迎賓館として、1890年に開業した。

接客係から配車係、靴磨きに至るまで、歴代名物従業員が存在し、その行き届いたサービスから、後進のホテルたちは「帝国ホテルのようなおもてなしを」とお手本となるようなホテルである。

次男のホテルオークラは、1962年5月に開業。効率重視のホテルならば、1階玄関からすぐにフロントがあり、余剰スペースはレストランや宴会場など収益を生む設備に確保するもの。けれど、オークラの場合は、「ロビーは静かにくつろげる場所」であることを最重要視し、広大な空間を無料のラウンジとして開放している。2019年に再オープンし、The Okura Tokyoとなっても、その伝統は受け継がれている。

オークラ開業から2年後の1964年にオープンしたのがホテルニューオータニ。この年の10月に開幕が予定されていた東京オリンピックに向けて増加する外国人観光客を見越して建設された。「日本初の超高層建築」「東洋一の回転展望レストラン」など、「日本一」「最大」にこだわり、トップレベルの設備とサービスを追求してきた。屋外プールをゴールデンウィークと夏場の昼夜開放し、現在でもインスタ映えを狙うSNS女子の人気を集めるなど、常に新しい企画を実行している。

新しいものを取り入れるのは、帝国ホテルも同様だ。

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