アメリカで野生のリスに腺ペストの陽性反応。人や家畜への感染の可能性を当局が警告 (3/4ページ)

カラパイア


・ペットが家の外で自由に移動しないようにし、野生生物を捕食して家の中に持ち込まないようにすること。
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nastya_gepp/pixabay

・アメリカでは腺ペストが撲滅していない

 腸内細菌科に属するペスト菌の感染の仕方と症状の出方によって「腺ペスト」「肺ペスト」などに分類されているが、黒死病”と呼ばれた悪名高きペストは、人類の歴史を通じて最も致死率の高かった伝染病であり、1347年から1353年にかけて流行した際にはヨーロッパの全人口の約3分の1が死滅したと言われている。

 アメリカでは腺ペストが完全に撲滅しているわけではなく、現在でも、1年あたり平均7人のペスト症例が報告されている。

 米国疾病予防管理センター(CDC)は2015年にコロラド州で2人がペスト感染により死亡したことを明かしている。

 また、WHOによるとペストの死亡率は8~10%と推定されているということだが、報告されていない症例もあるため、実際にはその数よりも多い可能性は否めない。
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