豊臣秀吉の朝鮮出兵がモデル?中国の歴史小説『水滸後伝』に登場する強敵「關白」の奮戦ぶり (2/3ページ)

Japaaan

金王朝)を撃退するべく戦いますが、ついに抗し得ず暹羅(シャム※)国へと渡り、その王となるまでのストーリーが描かれます。

(※)ここで言う暹羅とは現代におけるタイ王国の旧称ではなく、南海(台湾:澎湖諸島の向かい側)に浮かぶ架空の島国とされています。

關白が登場するのは『水滸後伝』の第35回「日本国に兵を借りて仲違いを生じ 青霓島に戦乱を巻き起こすこと(日本國借兵生釁 青霓島煽亂興師)」

大陸から好漢たちがやって来るまで、暹羅国の政治を好き勝手に壟断していた奸臣たちは、好漢たちを倒すため倭王に援軍を求めます。

好漢たちの前に現れた關白の軍勢(イメージ)。

暹羅国を征服する野望を持っていた倭王はこれを快諾、配下の關白に薩摩・大隅(現:鹿児島県)両国の兵一万を与え、三百隻の軍艦をもって暹羅へと進攻させました。

關白は本名不詳、武勇を誇る身の丈八尺(明王朝の一尺は約23cm≒約184cm)の豪傑で、白い象に騎乗する姿はちょっと日本人離れしていて、かつて皆から「猿」「禿げネズミ」などと呼ばれていた秀吉本人とは随分ギャップがあります。

そんな關白は黒鬼(ヘィグィ)と呼ばれる五百名の特殊部隊を率いており、彼らは昼夜ずっと海中で暮らし、獲った魚介類も生のまま食べてしまうようなワイルド集団。

自由自在に泳げるので、敵の船底に穴をあけ、沈めてやろうと仕掛けますが、元々梁山泊での水上生活に長けていた好漢たちによって、返り討ちとされてしまいます。

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