「原辰徳研究」江本孟紀が明かす“名将”の資質「冷淡な曹操孟徳に憧れ」 (1/3ページ)

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原監督研究
原監督研究

 もはやG党にとっては「読売巨人軍の総大将」と呼べる存在だろう。今季も開幕から首位をひた走っている。“名将”原辰徳監督を知る男たちが、知られざる采配ドラマと人心掌握術を語り尽くした。

 第2次原政権で12年から14年まで、1軍戦略コーチと1軍打撃コーチを歴任した現BCリーグ・新潟アルビレックスBCの橋上秀樹総合コーチが次のように証言する。

「私がよく覚えているのは、今はDeNAにいるロペスの巨人時代、二死一塁の局面でカウント3-2から『待て』のサインを出したことですね」

 長打を狙える助っ人外国人。その打棒に期待することなく、チャンス拡大のための賭けに出たのだ。

「助っ人にそんなサインを出すなんて聞いたことがなかった。ロペスも驚いたのか、一度バッターボックスを外して再確認したほどです。結果、その打席は四球になったんです」

 この7月に「監督 原辰徳研究 この『名将の器』に気付かなかった面々へ」(徳間書店刊)を上梓したプロ野球解説者の江本孟紀氏は、昨季の復帰早々に見せた、こんな奇策にも言及する。

「延長11回の裏、先頭ランナーが出て、投手の田口が打席に立ちました。セオリーは、田口にバントをさせるか、そもそも田口に代打を送るか。ですが、1球目に一塁走者に盗塁をさせ、無死二塁に。そのカウント1ボールで、田口に代打を送ったんです」

 得点圏にランナーを進めてから、次の策を打ったのだ。揺さぶりが効いたのか、次打者がサヨナラ2ランを放ち、巨人が勝利をもぎ取っている。

「原監督がすごいのは、そういう選手起用や作戦が、ビシビシ的中することです。勝負勘の鋭さはものすごかったですね。コーチとしてもやりやすかったですよ。自分は球団外から巨人に来たわけですが、生え抜きのスター選手、あるいは原監督自身に対しても、忖度したり気を遣う必要がないんです。純粋に勝つための作戦を進言するだけ。逆に、遠慮していると『なんで言わないんだ』となりますから」(橋上氏)

 前出の「監督 原辰徳研究」で、江本氏と対談を行った原監督は、中国の歴史書「三国志」を引き合いに出し、次のように語っている。

〈中でも曹操孟徳には憧れを持ちました。

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