顧客を増やしてセラピストとして成功するために身につけるべき「経営の視点」 (3/3ページ)

新刊JP

●経営者の視点を身につける

本書ではさらに経営者の視点を身につけることをすすめています。これは例えば資源の最適分配、経営方針、経営目標の設定、顧客像・ペルソナの明確化といった、いわばどんなビジネスにも通底する要素となります。

自分はフリーランスだから。一人でお店をやっているから。そういう人は、最適分配を考える必要はないと思うかもしれません。しかし、分配しなければいけないものがあります。その一つがあなた自身の時間です。事業を始めたら自分の時間の一分でも惜しくなるはずです。時間を無駄にしないようにする。そこで「経営者として」、経営方針に従って選択していくことが要求されます。

セラピストといっても、事業主になればあなたは経営者です。だから、経営者の視点を身につけることは成功をするために必須ともいえるのです。

●SNSを上手に活用して顧客を増やす

このコロナ禍において、人々が「おうち時間」を過ごす中で、インターネットでの情報提供はビジネスにおいて欠かせないものになっています。特に近年はSNSサービスを上手く使うことが、ビジネスの成否を左右すると言っても過言ではない状況です。

本書でもSNSの活用法が書かれていますが、そのポイントは複数あります。例えば、そのサロンを構える地域に根差したコミュニケーションを取ること、出す情報に一貫性を持たせること、宣伝ばかりでなくテーマを決めて、役立つ情報を発信すること、などです。

また、オンライン講習会などの集客にも、上手くSNSを利用することが求められます。
SNSにはツイッター、インスタグラム、フェイスブック、ラインといったサービスがありますが、中心にブログを据えて、ブログと関連付けた情報を発信していくと効果的です。

本書でつづられていることは、実はセラピー業界に限らず、すべてのビジネスの世界で経営者や起業家たちが持っている「経営の視点」です。
この視点を持てば、自分のビジネスの成長を促してくれるとともに、さまざまな可能性を広げられるようになるはずです。

今、セラピストとしてどうしていこうかと悩んでいる人や、もっと信頼され、愛されるセラピストになりたいと思っている人はもちろんのこと、これからセラピストとしての第一歩を踏み出す人にとっても大いに参考になる一冊です。

(新刊JP編集部)

「顧客を増やしてセラピストとして成功するために身につけるべき「経営の視点」」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る