木村拓哉『教場』続編!Cocomi&Koki,が惚れた“ぶっ壊れ”名シーン3!!

日刊大衆

木村拓哉
木村拓哉

 1月4日、5日に放送された木村拓哉(47)主演のドラマ『教場』(フジテレビ系)の続編が決定した、と7月14日発売の週刊女性(主婦と生活社)が報じている。

「記事によると、前作同様に2夜から3夜の特別ドラマとして制作。新型コロナウイルスの影響でスケジュールがずれる可能性もありますが、9月にクラインクインし、年内での放送を目指しているといいます。『教場』は、長岡弘樹氏の連作小説が原作で、警察学校が舞台。過酷な環境下で発生するさまざまなトラブルに、木村演じる風間公親教官が対応していく内容です。

 脚本は『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)などで知られる君塚良一氏(62)、演出は『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)などを手掛けた中江功氏(57)が担当しています。超強力な布陣で挑んだ『教場』ですが、今年1月の放送では、前後編共に15%を超える高視聴率を記録するなど大反響でした」(女性誌記者)

 多くの視聴者だけでなく、木村の長女・Cocomi(19)、次女のKoki,(17)も魅了されたようだ。

「6月21日に行ったインスタグラムのライブ配信で、CocomiとKoki,は“キムタクのドラマで一番好きな作品は?”との視聴者の質問に回答。すると、Cocomiが“『教場』です”と即答。間髪入れずにKoki,も“私も『教場』かもしれない”と同調したんです。木村は、『HERO』(フジテレビ系)や『GOOD LUCK!!』(TBS系)など数多くの名作に出演してきましたが、意外な答えで驚いた人少なくなかったようです」(前出の女性誌記者)

■カッコよさを排除した見た目

 娘2人はなかなか渋いセンスだと思われたようだが、この『教場』は、業界関係者からの評価も抜群に高いという。

「これまで俳優としての木村さんには、“何をやってもカッコいいキムタク”という評価がほとんどだった。だからこそ、『あすなろ白書』での背後から女性を抱きしめる“あすなろ抱き”や、『ロングバケーション』(いずれもフジテレビ系)のプロポーズシーンで“ハイって言わないとチューするよ”といったキザだけど木村さんがやるとたまらなくカッコいい名シーンが生まれたと言えます。

 しかし、『教場』での木村さんは、カッコよさの部分を封印して、それが見事にハマりました。ドラマ界、芸能プロ関係者の間でも、『教場』の木村さんの演技を絶賛する声は多くあり、木村さん自身もかなり手応えがあったという話ですよね」(民放キー局プロデューサー)

 多くの視聴者、そして芸能関係者を虜にした『教場』。その魅力が詰まっているという名シーンを、複数のWEBサイトで仕事をするドラマウォッチャーに挙げてもらった。

「まず、木村さんが演じる、風間教官は白髪で、右目が義眼なのに視線が鋭く、決して笑わない冷徹な印象を受ける人物なのですが、心の底では誰よりも生徒のことを考えている。こうした人物像が表れているシーンが大島優子(31)が演じる楠本しのぶが機械式駐車場で足を挟まれたシーンでしょう。

 楠本は、足を挟まれて一時は意識を失った後、風間に助けを求めますが“挟まれたのは何時頃か?”と風間は冷静に状況を聞くのみ。事故現場に来てからも、機械からすぐに助け出さず、楠本と罠にハメた友人との関係を徹底的に聞くだけでした。

 ここだけ見ると、風間の残酷さが際立つのですが、後の救命講習のシーンで挫滅症候群という、長時間にわたって圧迫された人を解放したときに起こる体の異常の説明がされます。このときに、楠本は風間が自身の体を気遣ってあえて助けなかったことを知るんです。同時に、視聴者は風間がただ厳しく冷たいだけではないと、知ることができるシーンだったと思います」

■パブリックイメージを壊す暴言

 次にドラマウォッチャーが取り上げたのは、後編の序盤で井之脇海(24)が演じる南原哲久が起こしたトラブルの場面だ。

「南原は拳銃を密造するとんでもない生徒なのですが、その拳銃を学校に持ち込んでいたことが風間にバレてしまいます。風間は、南原が密造した拳銃を別の教官に発見させて、その銃を手に南原を追い詰め、隠された別の生徒の警察手帳の在り処を聞きます。この拳銃は暴発の危険性もあり、実際に南原はそれで負傷しているのですが、風間は“構わん。すでに右目は失っている”と意に介さず、視線を一切そらさず執拗に南原を攻め立てます。

 あくまで教官だし、木村が演じているわけだから、暴力的なことはないだろう、と最初は思っていたのですが、風間がサングラスを外したあたりから、“あれ? 本当に生徒を撃ってしまうのか”と思うほどの異常な緊迫感が漂っていました。結局、風間は射撃の的に向かって発砲するのですが、生きている南原を見て、ものすごくホッとさせられました。映画『HERO』の裁判シーンでもこんなに緊張しなかったですし、今までの木村の出演作にない怖さがありました」

 最後に挙げたのは後編の終盤、味方良介(27)が好演した都築耀太が風間に追い詰められるシーンだ。

「都築は成績優秀で、謎の多い風間の過去を詮索する以外は、問題も起こさずにラストまできました。しかし、卒業試験のときになって初めて、警察官になった理由を風間に問いただされます。その理由は、都築の父親と関係があるのですが、それを知った風間は“出来が悪いのは父親似だ”“親子揃ってクズだと知れ”など痛烈な台詞で都築を追い詰めます。役とはいえ、こんな鋭利な言葉を、冷たすぎる態度で言い放つ木村は新鮮でした。最後の最後まで今までの木村のパブリックイメージを壊しにくる演出はさすがでした」(前同)

■新しい扉を開いた

 前出の女性誌記者は話す。

「木村は『教場』で新境地を拓いたと言えるのではないでしょうか。映画『ブラック・レイン』で松田優作さんが世界への扉を開いたときの衝撃に匹敵すると思います。

 自らの最大のウリだった“カッコよさ”を削ぎ落とし、重厚感が必要とされる役が見事にハマりましたから、同様の役が今後増えるかもしれません。

 木村は、5月2日発売の生活情報誌『ESSE』(扶桑社)で、同誌で初めての男性単独表紙を飾ったほか、CocomiとKoki,のインスタグラムでは、これまで封印してきた父親としての顔も見せています。今後はまた、新たな木村の姿が見られるのではないでしょうか」

 アイドルから演技派役者への脱皮。木村の魅力は尽きない。

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