障害者生活手当など1億3千万円以上を不正受給した女が有罪判決 「刑が軽すぎる」の声も (1/3ページ)
誰もが安心して暮らしていけるよう、社会福祉制度は必要なものだが、中にはこうした制度を悪用して、お金をだまし取ろうとする人もいるようだ。
海外ニュースサイト『DailyMail』と『Telegraph』は、障害者を装い、国の給付金などをだまし取ったとして、イギリス・チェシャー州に住む女に有罪判決が下ったと7月11日までに報じた。
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記事によると、65歳の女は、健常者と同等な生活が送れるにもかかわらず、全盲で車椅子が必要な状態だと偽っていたという。女は多発性硬化症を患っているため、歩行困難、かつ排泄も1人でできず、日常生活全般に介護が必要と役所に届け出ていた。女の主張は認定されていたようで、女は障害者生活手当や住宅手当、所得補助などあらゆる給付金を受領。何がきっかけかは不明だが、2017年11月頃、労働・年金省は女の不正受給を疑い、調査を開始したそうだ。担当の調査員が女を尾行したところ、自ら車を運転して孫を迎えに行ったり、散歩をして買い物に出かける女を確認したという。
警察に通報され、すぐさま女は逮捕された。警察の捜査によると、女は2つの名前を使用。それぞれの名前で障害者関連の給付金を2002年から受領していた。女がだまし取った金額は、総額約1億3千500万円になるそうだ。女は不正受給を認めており、だまし取ったお金の大半はチャリティに寄付したが、豪華な海外旅行、洋服、エステなどにも使ったと話している。女の60歳の夫は、女の不正受給について全く知らなかったと主張。女は夫と15年前に再婚。女はお金持ちでキオスクを複数経営していると説明。実際、女は逮捕されるまでキオスクで働いていたため、夫は女の話を信じていたそうだ。夫は特に罪に問われていない。2020年6月8日に開かれた裁判では、女に対し、詐欺や不正経理など32件で有罪、3年8か月の禁固刑が命じられたという。
なお、資産差し押さえや給付金の返還命令は特に出ていない。