2020年のカオスは80年代のSF作品『AKIRA』で予言されていたという海外の考察。ネオ東京と現実世界の奇妙な符合 (2/5ページ)
漫画版の3巻の巻末には、新聞形式にデザインされた次巻の予告が掲載されているのだが、そこには「WHO、伝染病対策を非難」との一文がある。
今のパンデミックを言い当てているかのようなシンクロ率だ。
image by:AKIRA3巻スクリーンショット
・抗議デモと警察の衝突
映画版の冒頭では、暴走族のリーダー金田は仲間を率いて、ネオ東京の街中で抗争グループとバイクで乱闘を繰り広げる。
その街には持つ者と持たざる者との緊張があるようだ。金田たち暴走族は、車のドライバーやレストランにいる裕福そうなカップルを襲撃。街が混乱に陥る様子が描かれているが、それと同時に抗議活動が行われているらしい描写もある。
ほんの数秒だけ映し出されるテレビのニュースキャスターは、抗議活動を行う学生と機動隊が衝突したことを伝えている。
劇中で抗議活動が暴動になった理由については語られていないが、平和的なデモ行進らしきものは、シーンが変わると機動隊の装甲車をひっくり返す暴徒と化している。機動隊は催涙ガスを投入。機動隊の中には催涙弾を抗議者の胸に直接打ち込む者までいる。
そして2020年、現実世界では、香港をはじめ、「BLM」運動などによる抗議者と警察が世界中で衝突を繰り返している。