現役SEが語る「最大の失敗」 (2/5ページ)

新刊JP

――実際にシステムを使うクライアント先の現場と、自社のエンジニアたちの間で板挟みになる場面も、いかにもストレスフルで…。

山内:どちらの話も理解できるので、双方が納得できるようにするためには苦労しますね。

――対外折衝は営業の仕事じゃないんですか?

山内:もちろん営業も契約面を中心に交渉をしますが、技術の細かい話になるとエンジニアが入って調整する必要があります。お客様のご要件を具体的にどのようにすれば実現できるかというところは、技術者が詳細を検討してお客様と合意をしていきます。

――みなさんシステム開発の現場で経験を積まれて、かなり「修羅場」をくぐってこられているかと思いますが、これまで体験した「焦ったこと」や「大失敗」などのエピソードを教えていただきたいです。

藤田:私は営業なのですが、これまで焦ったのは、見積もりを間違えた時ですね。社内での確認が不十分なまま見積もりを出してしまったことがありまして…。お客様に謝って許していただいたのですが、焦りました。

鎌田:私も営業で、四六時中焦ってはいるのですが(笑)、やはり契約回りでトラブルがあると焦りますよね。何月何日までに契約しないといけないと決まっているのに、お客様のところで契約の手続きが進んでいなくて、ということがあるんですよ。だけど、契約が済まないことにはSEが作業のための体制を組めないので、急かされる(笑)。この板挟みはつらいですね。

堀江:私も焦ったことは色々あります。ある案件で、システムを構成する数十台の機器すべてに対して更新プログラムを適用させる作業を指揮していたことがあるのですが、特定の条件で発生する不具合に直面したことがあります。どういう不具合かというと、更新プログラムを適用してから50時間くらい経つと、機器が応答しなくなってしまうという不具合でして、対策をうたずにいるとシステム全体が停まってしまうという…。

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