現役SEが語る「最大の失敗」 (5/5ページ)
ぜひ楽しんでいただきたいですね。
山内:最近システム開発を舞台にしたドラマや映画も増えてきて、だんだんこの仕事がメジャーになってきたのではと感じています。実は、私自身はあまり小説は読まなくて、映像を見る方が多いので、この小説を書いている時も登場人物を役者さんに置き換えて演技している姿を思い浮かべながら書いていました。「この人は誰が演じたらおもしろいかな」と想像して読んでもらえると楽しいかもしれません。
鎌田:過去に目を向けると、10年前の2010年頃は、新規に販売された携帯電話のうちスマートフォンが占める割合は10%ほどでしたが、2020年の今、膨大な情報がうずまく電子世界の入り口として、あるいは手元のアドバイザーとして、一人一台以上持つようになっています。この10年でかなり世界が変わっていて、また10年経ったらさらに変わっているはずです。10年後の世界ではどんな技術が使われているのか、私たちはその中で幸せでいられるのか、など、この本が未来の社会の姿をとらえるきっかけなってくれたらうれしいです。
堀江:今回あえて小説の形で、私たちの仕事の一部を表現することにしたのは、この業界についての本というのは、就活をしている学生の方々が読むような「業界本」ばかりで、普通の人が手に取るようなものがないから、というのが理由の一つとしてあります。ですので、SEという仕事のいい面も悪い面も含めて知っていただけたらありがたいです。とはいえ、あくまで「エンタメ小説」として世に出しているつもりなので、まずは読んで楽しんでいただきたいですね。
野村:繰り返しになるかもしれませんが、SEの仕事の実態を面白く描けたかなと思っています。この小説を読んでSEを目指す人が増えたらうれしいですよね。この小説みたいにスパイに狙われたり、何かが爆発したりといったことはない、と思うので(笑)、ぜひこの業界に興味を持っていただきたいです。小説としても読みごたえのあるものになっていると思うので、多くの方に手に取っていただきたいですね。
(新刊JP編集部)