語彙力が壊滅的な人の共通点3つ (1/3ページ)
「語彙力が欲しい~~~~~~~~~」。
原稿を眺めながら、血の涙を流して叫びまくっています。今もです。
私の友人には、全ての会話を「すごい」「やばい」「ハンパねぇ」で済ませる人間がいるのですが、さすがにこれよりは確実に語彙力はある。しかし、「必要な時に“最も適切な言葉”を使える人間か?」と問われるとそうではない。
今回は、ネットスラング的に使ってしまっている「語彙力」を真面目に考え、語彙力を鍛えるノウハウを深堀りします。
■語彙力とは?
『語彙力を鍛える ~量と質を高めるトレーニング~』(光文社新書)の著者で、言語学者の石黒圭氏は著作の中で、語彙力を以下と定義しています。
語彙力=語彙の量(豊富な語彙知識)×語彙の質(精度の高い語彙運用)
つまり、ただ言葉や単語を知っているだけではなく、その語彙を適切に運用して活用できる能力が語彙力なのです。
また石黒氏は、語彙の量よりも質を重視しており、質はどれだけ人に伝わったか? という尺度で測られるものだと記載しています。
■語彙力が無いと思われがちな人の共通点
では、上述した語彙力が「無い」と判断される人には、何か共通点はあるのでしょうか?
◇(1)表現のバリエーションが無い
冒頭で挙げた友人が、周囲から「語彙力が無い人」代表として認識されたのは、「すごい」「やばい」「ハンパねぇ」の3語完結だったからです。潔いです。
しかし、もちろん彼もその他の単語を知らないわけでも、漢字が書けないわけでもありません。高等教育を受け、有名大学といわれる学校を卒業し、一般企業で働いています。
では、なぜ3語完結なのか。
それは、その場その場で適切な言葉を脳みそから引っ張り出すことができないからです。そして、このように表現が少ないと「こいつ、いつも同じこと言っているな? (語彙力が無いな)」と思われるのです。