タイタニックの悲劇から現在のロックダウンまで。未来を予言した9冊の本 (4/5ページ)

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・7. 『Stand on Zanzibar』ジョン・ブラナー(1968年):アメリカの未来を予測

 本作品には、ベニニアなる架空のアフリカの国に、オボミ大統領という人物が登場する。まるでアメリカ初の黒人大統領となったオバマ元統領を予言しているかのようだ。

 他にも無差別銃乱射事件、EU、電話で閲覧できる百科事典といった予言もある。

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・8. 『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』エドガー・アラン・ポー(1838年):カニバリズムを予測

 ある捕鯨船が嵐に遭遇して遭難。そのまま漂流を続ける船員たちは飢え、くじ引きで犠牲者を決めることにした。生き延びるために食おうというのだ。

 このカニバリズムの物語発表から50年後、それと同じ事件が発生している。

 1884年、イギリス船籍のミニョネット号が希望峰から1800キロ離れた公海上で難破。飢えた船員たちは、くじ引きで犠牲者を決めた。このときは船員の1人が反対したために実行されなかったが、翌日17歳のリチャード・パーカーが海水を飲んで虚脱状態に。結局、船長が彼を殺害し、その肉を食い、血で喉を潤したという。
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