タイタニックの悲劇から現在のロックダウンまで。未来を予言した9冊の本 (1/5ページ)

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タイタニックの悲劇から現在のロックダウンまで。未来を予言した9冊の本
タイタニックの悲劇から現在のロックダウンまで。未来を予言した9冊の本

未来を予言した本/iStock

 フィクションは作り話だ。作家はその作り話をできるだけ面白くしようと工夫を凝らすと同時に、できるだけリアルなものにするためにも多大な時間を費やしている。

 そうした努力は、ときにまる予知でもしたかのように未来の状況を描き出してしまうことがある。ここで紹介するのは、そんな予言書のような作品だ。そう、それは偶然だ。だがあるいは――。
・1. 『タイタン号の遭難、または愚行』モーガン・ロバートソン(1898年):タイタニック号の悲劇を予言

 この短編小説では、「世界最大の船」が北大西洋を航海中、氷山に衝突して沈没する事件が描かれている。なんだか聞き覚えがある。まるであの悲劇のタイタニック号のようではないか。

 同作が発表されたのは、タイタニック号沈没事件の14年前のことだ。それなのに物語に登場する船名も、その大きさも、構造や航路、沈没原因までも恐ろしいまでに酷似している。「驚異の予言」と当時の新聞で報じられていたほどだ。

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・2. 『ガイア 母なる地球』デイヴィッド・ブリン(1990年):気候変動などを予測

 この作品で描かれる2038年の世界は、スパムがどっさりのメール受信箱、日本の原発事故、温暖化に脅かされた社会など、今日の世界そのままだ。
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