自分に甘くなってしまう本当の理由 (3/4ページ)
また、すぐ他人のせいにしてしまうのは、困った時に自分で何とか乗り越えられると思えないからです。そのため他力本願な考え方になってしまうのです。
◇(3)傷つくことが怖い
何かと都合良く解釈をして自分を正当化しようとしますが、これは一種の防衛反応です。自分に至らない部分があると、向き合えないほどつらいと感じるために、自分を正当化することで守ろうとします。
傷つきたくない時に、一番良い方法は現状維持をすること。新しいことを何もしないでいられれば、これ以上傷つくことはないと思っているのです。
■「自分に甘い」を克服する方法
ここまでで、自分に甘いのはデメリットが多いと分かりました。最後に、自分への甘さを改善する方法をお伝えします。
◇そもそも自分に厳しくなる必要ってある?
自分への甘さを改善するためには、もっと自分に厳しくして律していかなければいけないと考える人が多いかもしれません。でも、自分に厳しくする必要はありません。
なぜかというと、自分に厳しくしようと思うと、「なんでできないんだ!」と自分を責めてしまいがちだからです。
そもそも自分に甘くなったのは、自信の無さやこれ以上傷つきたくないという恐れがあるから。でも、そんな自分の弱さを見せたくなくて、周りから隠すために自分に甘くしてきたのです。それなのにビシバシと責めて罰を与えてしまうと、もっと隠したくなりますし、自信を失います。
とはいえ、責める必要は無いけれども、現状を受け入れて改善していく必要はあります。逃げ癖があるといつまで経っても自信がつきませんし、同じことで悩み続けることになります。
自分に甘い人が自信をつけるためには、「自分の力で頑張る」経験を積み重ねることが何よりも大切なのです。
「自分に厳しい人」ではなく「やる時はやる人」を目指しましょう。