自分に甘くなってしまう本当の理由 (4/4ページ)
◇やる時はやる人になるコツ
☆(1)改善したいことを箇条書きにする
まず、どこを変えていきたいのかを明らかにしましょう。例えば「成果が出ないとすぐ諦める」「納期を1日オーバーしがち」など。具体的であればあるほど、どこを改善したらいいのかがハッキリしますし、紙に書き出すことで頭の中が整理されていきます。
書きながら落ち込むことがあるかもしれませんが、「それくらい自信が無かったんだよね」「たくさん傷ついてきたんだよね」と自分に寄り添ってあげてくださいね。
☆(2)周りの人に感謝の気持ちを伝える
今までやってこられたのは、周りの人たちのサポートがあってこそのこと。当たり前だと思わずに、自分を大切にしてくれる人や関わってくれる人たちに感謝をし、できれば「ありがとうございます」と伝えましょう。
自分に甘い人は自己肯定感が低いので、感謝を伝えることで気分が高揚し、「自分も悪いもんじゃないな」と思いやすくなります。
☆(3)信頼を回復していけることから着手する
先ほど書き出したものを、いきなり全部実行するのは難しいと思うので、最初は3つ程度に絞るといいかもしれません。
自分の甘さで信用を失ってしまうのが一番もったいないので、まずは「約束を守る」などの信用に関わることを優先的に実行したいもの。
そして、目標を達成できたら、「すごいね! やればできるじゃん!」と思い切り自分を褒めてあげてください。もし達成できない時があっても、自分を責めずに「大丈夫大丈夫。次頑張ろう」と励ましながらやっていきましょう。
少しずつ信頼される人になろう
自分に甘い人は、責められたくなくて責任逃れをしようとしたり、うまくいかないとすぐに諦めてしまったりします。そうなる根底には、自信の無さや劣等感、傷つくことへの恐れなどが隠れています。
なので、まずは現状を素直に受け入れながら、「自力で頑張る」経験を増やしていきましょう。そして、「私にもできた」と思えれば自信がつきますし、周りからの信頼も取り戻していけるでしょう。
(高見綾)
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