古舘伊知郎が語る「新しい生活様式」との接し方 (1/2ページ)

アサ芸プラス

古舘伊知郎が語る「新しい生活様式」との接し方

テリー 今回のコロナで、何か意識って変わりました?

古舘 まだ変わりきってはいないですけど、ウィズコロナでやっていかざるをえないとすれば、生活様式は変えなきゃいけない。でも一方で、それに対する抵抗感もありますね。

テリー というと?

古舘 戦前にも「新生活体制」という言葉があって、戦争に向かうため贅沢しないように「古い着物でふすまを貼りましょう」とか、婦人誌が推奨したりして、それがおしゃれなライフスタイルだともてはやされたんですよ。でも、その裏では政治と一体になって、キャンペーンをやっていた。そう考えると、僕は新しい生活様式に100%従順になる必要はないかなと。それは、やらなきゃいけないことはありますよ。でも3分の1ぐらいは整理してね。「国が個人の生活様式まで手を突っ込むのか」って意識も持ってなきゃって気はしてるんです。

テリー いや、そう思います。僕なんかこの年だから、政府の言ってることなんて、あんまり信じないんだけど。安倍さんは「責任がある」って言うけど、何もしてないからね。それってものすごく言葉を大切にしてないなと。

古舘 僕が思うに、言葉に燕尾服を着せてる人って、言葉が入ってこないんです。

テリー あっ、さすが。いいねぇ、言葉に燕尾服(笑)。

古舘 (安倍総理のものまねで)「任命責任は私にあります。そういった意味では、しっかりと、この責任を」取るとは言わず、「責任がある中で、説明責任を果たしていく所存でございます」って言うんですよ。それに対して、ニューヨーク州のクオモ知事は‥‥。

テリー あぁ。

古舘 僕は日本語訳のテロップでしかわかりませんけど、「責任を取る」って言うんです。「私はずるい人間です」とか。「だけど、なんとかマンハッタンを救ってください。責任は取ります。

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