新日本プロレスが21年ぶりに神宮球場大会開催!21年前をプレイバック! (2/2ページ)

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今年は毎夏恒例の『G1クライマックス』が秋に開催されるが、当時は『G1』直後の開催とあって、営業サイドはかなり苦労したようだ。

 ただ、この大会はメインイベントの新日本史上最大級となる電流爆破デスマッチを行うためにも野外で開催する必要があった。そこで白羽の矢が立ったのが、かつてUWFインターナショナルが興行したことがある神宮球場だった。神宮球場はいにしえの球場であるがゆえ、クラブハウスが球場外にある。ドーム大会とは違って、センターのバックスクリーン付近にステージを組まず、入退場の花道には一塁側と三塁側のベンチを利用している。

 日が暮れる前に試合が始まり、メインイベントのセッティングをしている頃にはきれいな夜空が見渡せるロケーションに。爆破の視覚的効果は他の会場とは比べ物にならないぐらい迫力があり、大仁田厚にとってホームスタジアムだった川崎球場を彷彿とさせるものがあった。野外の演出としては、火を使った演出ができるのも効果的だ。21年前より神宮球場の設備も新しく進化しているので、面白い仕掛けが見られるかもしれない。

 プロ野球が8月末まで5000人の動員を上限にしていることから、21年前のように4万8000人もの観衆は集められないが、1年に1回野外スタジアムでの興行開催が恒例化するような素晴らしい大会になるよう期待したい。

(どら増田)

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