「ヒカキン最大の危機」に「ヒカル1000万円」2020年上期“YouTuber事件簿“BEST3

新型コロナウイルスの感染が世界中で猛威をふるった2020年の上半期。日本の芸能界ではどんな出来事が人々の注目を集めてきたのだろう? そこで今回は夏休み特別企画! 本サイトで2020年1月~7月までにアクセスが集中した人気記事を振り返ってみたい。今回は「YouTuber部門」ベスト3‼
3位 YouTuberも激怒する「お粗末すぎw」アベノマスク騒動
安倍晋三首相(65)渾身の対新型コロナウイルス政策だった“全世帯に2枚の布マスク配布”。しかし、決定直後から“サイズが小さすぎる”、“ガーゼで呼吸が苦しい”などなど、使い勝手の悪さから、“アベノマスク”は世間では酷評されてきたが、さらなる問題が発覚した。
「このマスク、不良品の報告が相次いでいるんですよ。髪の毛やゴミが混入していたり、ひどい例だとカビが生えたマスクもあったようです」(全国紙社会部記者)
”アベノマスク”に関しては、著名人からも批判の声は数多く上がっている。
「脳科学者の茂木健一郎(57)は、4月23日にYouTubeに『アベノマスクの不良品発覚で全量回収をどう考えるか?』という動画を投稿しています。アベノマスク回収について、”安倍総理の失点ではなく、日本がそういう国になってしまった”とフォローをしながらも、”悲しいよ。先進工業国の日本が、各家庭にマスクを配ることすらできない。品質管理ができていない”と、管理の甘さに苦言を呈しています」(WEBライター)
回収騒動の前から、YouTuberはアベノマスクをどうにか活用しようと、いろいろな動画を投稿し、話題となっていた。
「アベノマスクは糸を抜いて広げると、横63×縦27センチメートルの、大きな1枚のガーゼになります。それを市販の薄い布と組み合わせて、しっかり使えるマスクにリメイクする動画が流行っています。
たとえば、4月15日に『ファインズTAKEDA』(佐賀県のローカルスーパー)の公式YouTubeチャンネル『smattv』では、『(元祖)【アベノマスクを分解して何枚プリーツマスクがリメイクできるか!?】政府から配布されるマスクを使ったプリーツマスクの作り方を解説。』という動画で、“1枚のアベノマスクを、大人2人・子供1人分のプリーツマスク”にリメイクする方法を公開しています。
“鼻の部分に使うワイヤーは、カラータイ(食料品の袋を縛るのに使う針金)で代用して、鼻回りも密閉できる”というテクニックを伝えているほか、インスタグラムでマスクの型紙を公開していて、“目から鱗”、“アベノマスクの有効活用”と、好評です」(前同)
■ヒカキンも“アベノマスク”をレビュー!
大人気YouTuberのヒカキン(31)も、アベノマスクに関する動画を投稿し、話題となっている。
「4月21日に『国からもらったマスク誕生日に開封レビューしてみたw【31歳】』という動画で、“近所のコンビニとか、ちょっと移動する際に使いまわせるのはいい”、“大きくはないが、言うほど小さくはない”と、アベノマスクに好意的なコメントをしています。
しかし、同時に、マスクは褒めているものの、“ちょっと変わった”当たり“みたいなのがある”、“正常であることを祈って”と、皮肉っていました。マスクが不良品だったら、怖くて前出のようにリメイクして使うこともできませんよね。ただ回収して丸く収まる話でもないと思います」(前出のWEBライター)
そもそも、全世帯に布マスクを配布する前に、マスクの流通が回復する可能性がある。
「“アベノマスク”にも携わっている興和株式会社の三輪社長は、“いまのペースでいくと、5、6月くらいまでには何とか(需要に)追いついてくる”と見通しを、3月26日の政府会議に出席した際に、記者に話しています。
Amazonや楽天など、通販サイトでは、すでにマスク流通に復活の兆しが見え始めています。それ自体は素晴らしいことですが、つまりこのままだと巨額を投資した“アベノマスク”は“不要不急”となりますよね。これまで費やしてきた時間とお金が、すべて無駄になることになる」(前出の政治部記者)
アベノマスクに費やした金額は、驚くべきことに東京スカイツリーの建設費450憶円を上回っている。めったに他人の悪口を言わないヒカキンですら皮肉を言うあたり、YouTuberたちもアベノマスクに不満を感じているのかもしれない……。
(2020年4月25日公開)
■第2位は、大金を宝くじやギャンブルに!その結果は?
2位 ヒカルは1000万円、ヒカキンは…「大損YouTuber」
YouTuberの定番企画に「宝くじの大量購入」がある。まとめて宝くじを購入し、その結果を見るというものだ。「テレビ番組でも宝くじ企画はよくやりますよね。収支はだいたいマイナスが多いですが」(芸能記者)
まず、目立ったところではヒカル。主な宝くじ動画として、10〜100万円ほどの購入額の動画も何本か上げているが、どデカイところでは2017年の年末ジャンボ宝くじを1000万円分購入。このときの当せん結果は342万8900円だった。さらに、2020年に入って、ロト6を666万円分購入するという企画では、当たりが85万200円という大惨敗を食らった。
そして、ミスターYouTuberのヒカキンは、ヒカルと比べれば大勝負というほどでもないが、2018年11月に10万円分のスクラッチくじを買って、2万1100円の回収という結果に。また、格闘家YouTuberの朝倉未来も今年2月に100万円分の宝くじを購入。17万円ほど当せんしたものの、その17万円分を再度購入に回して、回収率は約30%だった。
ちなみに宝くじでは、投資顧問会社FPOの公式YouTubeチャンネルで一気に1800万円分のくじを買って結果を報告するという熟練投資家・藤ノ井俊樹の動画もアップされている。この場合、663万円が手元に戻ってきているが、それでも1100万円オーバーのマイナス。宝くじで勝つのは難しいということを思い知らされる。
■ボートレースやパチスロに大金をかけることも!
いっぽう、前述のヒカルは今年2月、美女YouTuberのてんちむとともにボートレースに挑戦。それぞれ1000万円ずつ(合計2000万円)賭けるという動画をアップした。投資額を下回った場合、「てんちむは金髪ショートにする」「ヒカルは1か月5000万円生活」という罰ゲームを設定して、戸田ボートレース場へ。
てんちむのチャンネルで前半戦、ヒカルのチャンネルで後半戦を動画で公開したのだが、ヒカルは見事に全レース敗北。てんちむは3レース的中したものの、半分ぐらいしか戻ってこなかった。それでも、ヒカルは「リベンジだ!」とテンション高く再挑戦への意向を示してジ・エンド。
「ヒカルの場合は、YouTubeの中でお金を使うことでそれを経費として計上しているともいわれています。そして、お金=ヒカルというイメージ戦略を成功させたわけですね」(夕刊紙記者)
パチンコ・パチスロに造詣の深い炎上系YouTuberのシバターは今年1月、1日で20万円もの大金をパチスロで失ってしまったことを報告した。パチスロで20万円負けるというのは相当な惨敗らしく、終始ボヤキ節。ベッドに寝ながら上から自分の顔を撮るという斬新なカメラアングルで、悲惨な「負け話」を延々と語った。
YouTuberたちが口をそろえるのは、宝くじにせよ、ギャンブルにせよ、「夢があるから」ということ。なんにしても、YouTuberたちの負けっぷりは豪快ですなぁ!
(2020年3月31日公開)
■第1位は、YouTuber業界の裏話!
1位 ヒカキン最大の危機!?UUUM雪崩退社!登録者日本一YouTuberも…?
6月1日、人気YouTuberのエミリンこと大松絵美(26)、JULIA(ジュリア)とCODY(コーディ)のカップルYouTuber・JULIDY(ジュリディ)、メイクアップ動画で人気のマリリンこと福世優里(25)、主婦世代に人気のほしのこが、それぞれ大手YouTuber事務所のUUUMを退社したと発表した。
「人気YouTuberの相次ぐ離脱は今回に始まったことではありません。今年に入ってから、木下ゆうか(35)、関根りさ(30)、ハイサイ探偵団、釣りいろは、実況者ねが本拠地といった人気YouTuberたちのUUUM退社が相次いでいるんです。ただ、退社したクリエイターたちは円満退社を強調したり、“新しくやりたいことがある”という趣旨の発言をしたり、不満を表に出していません」(WEB編集者)
そんな中、元UUUM所属のYouTuber・おのだまーしーが6月1日、『【UUUM脱退】UUUMを辞める本当の裏の理由【マリリン・エミリン・ジュリディ・ほしのこch】』と題した動画を投稿。クリエイターの大量退所について語った。
「おのだまーしーは、“UUUMのサービスが悪いとか、ブラックとか、マネジメントが悪いとか、そういうのは一切ない”とした上で“UUUMから取られるマネジメント料の20%が、クリエイターにとって大きな痛手なんですよね”と問題点を指摘しました。おのだまーしーは“(マネジメント料が)大きな負担になる”ともコメントしています」(前同)
■成功したらUUUMを抜けるモデルケース
ある程度成功したら、UUUMを抜けるモデルケースが出来つつあるとの指摘もある。
「UUUMに所属するメリットはヒカキン(30)やはじめしゃちょー(27)といった大物たちのエキストラ参加や、事務所のブランドが利用できるといったことがあります。ただ、ある程度成功したら、フリーになったほうが収入も多くなりますし、仕事のオファーも自由に受けられます。インターネットでの活動なので、退社したクリエイターが干されることはないですし、仕事が減るとも考えにくい。
そうなると事務所に固執する理由がないんです。人気を確立して、固定ファンを掴んだら、UUUMを出るほうが得策と考えるクリエイターがいても当然ですし、すでにそうして活動を続ける人もいますから、YouTuberの活動モデルとして出来上がりつつあると思います」(動画クリエイター)
また、UUUMにとって退社以上に怖いはずのものがあるという。
「YouTubeというメディアは不変ですが、コンテンツ内容には流行り廃りがあると思います。最近では、チャンネル登録者数が日本一のはじめしゃちょーの人気が頭打ちになっているとも囁かれていますし、今後人気が下降する恐れもあります。もし所属クリエイターの調子が悪くなって収益が減ったらUUUMにとってもダメージは大きいと思います」(前同)
前出の動画クリエイターは続ける。
「ただ、流行の波があったとしても、ヒカキンだけは安泰だと思います。彼の人気が衰える兆しもないように見えますし、テレビ出演もあって流行りに敏感な若い世代以外にもファンが大勢います。ヒカキンが快進撃を続けて、会社の屋台骨を支え続ける。その間にUUUMが再ブレイクきっかけが作れれば会社としての寿命は伸びるでしょう」
ヒカキンさえいれば、会社の未来も明るい!?
(2020年6月6日公開)