地球の磁場異変。大西洋上空の巨大な地磁気異常の謎をNASAが追跡 (2/4ページ)

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・不可解な地磁気の異常の謎

 が、それはなにも機器の故障を防止することだけが目的ではなく、この複雑で不思議な現象を解明したいからでもある。

 NASAゴダード宇宙センターの地球物理学者テリー・サバカ氏は、「地磁気は数多くの電流源から生じた場の重ね合わせ」と説明する。

 中でも主な発生源は、地表から数千キロの地下にある、外核の内部で渦を巻いている溶鉄だと考えられている。ドロドロに溶けた鉄が流れることで電流が発生し、そこから磁気が生じるのだ。

 だが、どうもそれは必ずしも均一なものではないようだ。

 同じくゴダード宇宙センターのクアン・ウェイジア氏によると、「北極と南極との2極を中心に発生する地磁気(双極子磁場)の影響力が弱まっているとも考えられる」のだそうだ。

 南大西洋異常帯では両極性が逆転している部分が大きくなっており、そのために磁力が大幅に低下しているのだという。

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・分裂しつつある異常帯

 この現象やその影響については、まだ完全には解明されていない。しかし2016年のNASAの研究によって、南大西洋異常帯は北西に向かってゆっくりと移動していることが明らかにされている。

 ただ移動しているのではない。注目すべきは、どうやら南大西洋異常帯が2つに分裂しようとしているらしいことだ。
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