当て逃げ報道で批判殺到!“ウーバー配達員”が逮捕されない驚きの理由とは? (2/2ページ)
当初は「ドライバーの本名などがわからないと特定できかねます」との“メール対応”に被害者男性は憤りを隠せなかったようだが、現在はウーバー本部も「現在警察の捜査に全面的に協力しております」としている。男性は3カ月ほど前に車を買い替えたばかりで、修理費に約37万円かかり、首と肩の辺りに痛みがあるため病院に通っているという。
事件発生からすでに2週間ほど経っているにもかかわらず、現時点でいまだに犯人の特定にはいたっていない。その理由について犯罪ジャーナリストは、ある可能性を指摘する。
「確かにドライブレコーダーの映像を見ると、ウーバーのリュックを背負っていましたが、犯人はウーバーの配達員ではない可能性があります。基本的にどの配達員も業務上、GPSが搭載されたスマホを持つ必要があるため、本部の配車データをたどれば、“犯人”の目星はすぐにつくはず。被害者のドライブレコーダーには細かい日時が表示されていたので、事故発生場所を通過していた配達員はすぐに特定できるはず。これほど時間がかかるのは不自然です」
では、あの配達員はどんな人物だと考えられるのだろうか。
「ウーバーのバッグを背負っているからといって、配達員と断定するのは早計です。じつはフリマアプリやオークションサイトには中古のウーバーバッグが多く出品されているため誰でも簡単に手に入れることができます。保冷機能があることから、大人数でのBBQやピクニックなどでも重宝されているようです。そして、違法薬物や盗品・密輸品などのいわゆる“運び屋”だった可能性も否定できません。運び屋にとって、ウーバーのリュックはカモフラージュにうってつけ。ウーバー配達員のふりをすれば、普通の乗用車よりも、警察から職質されるリスクも低くなるそうですからね。仮にされたとしてもダミーの料理も一緒に入れておけば、さすがに料理の中身まで調べられることはありません。道交法上、当て逃げのペナルティは1年以下の懲役または10万円以下の罰金ですが、今回のような交通事故の場合はそうもいかず、細かく調べられる可能性もあったため、あのバイクは逃走したとも考えられます」(前出・犯罪ジャーナリスト)
ウーバー配達員たちは今日も、料理を待つ人のため、風のように街中を走り抜けていく。誰もが安心して利用できるよう、当て逃げ犯が一刻も早く捕まることを祈りたい。
(橋爪けいすけ)