お手本となる人がいない問題の解決法 (3/4ページ)
実際、私が働いている業界もそもそも女性社員が少なく、新卒で入社した会社では100人程度いる部署の中に、入社5年目までの若手女性社員は数名しかいないという事態でした。
今でこそある程度のキャリアを自分で考えることができますが、若手でかつ周囲に女性が全くいないと「今後どうやっていけばいいのだろう?」という漠然とした不安が、実際に発生しました。そんな人は多いでしょう。
じゃあ、どうすれば良いのか? ずっと「理想のロールモデル」という青い鳥を探し求め、社外を含め人脈を広げることで最適な「型」を見つける旅に出るのか。それは、ちょっと現実的じゃありません。
そこで、私がおすすめするのは「1人の理想形を追い求めず、良いとこ取りでロールモデルを作ってしまう」という方法です。
というのも、先にも述べたように働き方の感覚や常識はすごいスピードで変化しており、20代・30代・40代・50代で全く違うといっても過言ではないからです。
特に40代以上の女性は、女性の社会進出のために我々の想像よりハードに戦ってきた世代のため、「破水しながらも働きました!」などの「まねできないんだけど!?」的なエピソードが飛び出すことも少なくありません。
なので、「まねできそうなところ」「かっこいいと思うところ」「こんなところがすてき」という部分を多くの人から少しずつ集めて、自分が目指すロールモデルを作っていく方が現実的です。そして、それは別に女性じゃなくても良いのです。
例えば「子どもが熱を出した時に、リモート対応で在宅勤務する」という男性上司がいたら「こうなりたいな」と思うのではないでしょうか。この行動には男女関係ありませんよね。
もちろん、生理を含めた女性のヘルスケア問題や体力の話はあるので、同性のロールモデルが欲しい気持ちは分かります。ただ、ここで重要なのは「単一モデルである必要が無い」というコツを知っているだけで、理想像の幅がぐーんと広がるということです。
ロールモデルは変わっていく。だから「理想」を求め過ぎずに
女性のキャリアも社会進出もまだまだ「完了」からはほど遠い場所にいます。