良い上司と悪い上司の決定的な違い (2/4ページ)
リクルートマネジメントソリューションズが実施した「RMS Researchアジア4カ国の上司像と働き方に関する調査2012 」です。
本調査では日本・中国・シンガポール・インドのアジア4カ国での定量調査が行われ、その結果が報告されています。それによると、日本は他国に比べ明確に「理想の上司像」及び「上司に求めるコミュニケーション」が異なりました。
そこでは、日本における理想の上司に求めるものの半数が「状況に応じて柔軟に対応し、評価の詳細に対しては明示せず曖昧であること」となっており、他国の理想の上司像とは真逆だったのです。
つまり他国において評価を得る「良い上司」は、日本で同じ振る舞いをした瞬間に、半数以上の人間に「悪い上司」と評価されるわけです。
このデータからみても、万国万人に共通する「良い上司」「悪い上司」はいないことが分かります。
■良い上司の3つの特徴
前項で確認したように、定義は背景により変わるという前提はあれど、書籍などで定義される目指すべき「良い上司」像はあります。ここでは、その特徴についていくつか挙げてみます。
◇(1)目標達成のための組織を作れる
上司にももちろん上司がおり、自らのKPI(目標を達成する上で、その達成度合いを見るための指標)が設定されています。
部下個人にとっての「良い人か?」は短期的には重要かもしれませんが、自分のボーナスや査定に影響を与えるのは上司がその役割を全うし、売上目標を含むKPIを達成できるか? にかかっています。
どんなに人が良く人格的に優れた上司でも、常に目標達成できておらず、部門業績が悪い状態が続いていたら、それは良い上司ではありません。
また、評価が給与に反映されない状態が続けば、有能な人材は流出してしまいます。そういった意味でも、自分が課せられた役割を全うするための組織を作れる上司は、良い上司といえるでしょう。
◇(2)ミッションの共有が明確
ミッションとは「チームや組織が実行すべき事柄」や「企業が社会的に果たすべき使命」という意味で使われます。