「けんもほろろ」の「けん」の意味は? (4/4ページ)
◇「取りつく島がない」
「取りつく島がない」とは、「頼りにしてすがるところがない。相手の態度が冷淡で、近づくこともできない様子」という意味です。
☆例文
・何とかもう一度契約を考え直してほしいとお願いしましたが、取りつく島がない状況でした。
◇「木で鼻をくくる」
「木で鼻をくくる」とは、「ひどく無愛想で素っ気ない様子」という意味です。
☆例文
・少しは期待していたのに、木で鼻をくくったような返事だった。
◇「にべもない」
「にべもない」とは、「愛想も素っ気もない様子」という意味。
「にべ」とは、魚の浮き袋(にべ)から作る粘り気の強いニカワのことでもあり、その粘りがないことから、素っ気ない様子を表します。
☆例文
・一度だけでもと面会を申し込んだが、にべもなく拒否された。
知らない言葉に出会ったら、まず調べてみよう
慣用句の中には、今回の「けんもほろろ」のように、自然の動植物が出てくるものがあります。
日本古来の自然と共にある暮らしの中で生まれた表現が、時代を超えてもなお、実感を伴って人々に用いられ続けるというのは、なかなか難しいのかもしれません。
それでも、言葉の意味を知っていれば、それを聞いた時に戸惑う機会は確実に減るでしょうし、表現の幅も広がるはずです。
そのためにも、知らない言葉に出会ったら、まずその場で調べてみることが大切だといえそうですね。
(前田めぐる)
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