新型コロナ禍で話題のアマビエだけじゃない!「妖怪」大図鑑 (3/3ページ)

日刊大衆

奥さんに問い詰められて、“夜道を歩いていたら、いきなり布団をかぶせる化け物に出遭って……”とか“タヌキが夜道に何枚もの蚊帳を張って抜けられなくなり、とうとう朝になった”と言い訳に使われたわけです(笑)」(同)

 愛知県新城市の片脚上臈(美しい打ち掛けをまとった女妖怪)や、三重県熊野市の肉吸い(夜の山道を歩く人から火を貸してと提灯を取り上げる美女妖怪)、愛媛県宇和島市の濡女子(人を見ると笑いかけてきて、つきまとう)も怪しい。なぜなら、いずれも遊郭などがあった場所だからだ。「そう考えると、妖怪は怖い“物の怪”どころか、日本人の発明です」(同)

 日本に1000種類もの妖怪がいて、今も人気というのもうなずけるところ。

 夢枕氏に、ITの発達した現代、妖怪はどうなるのかを聞いてみた。「科学が進んで、それで説明できるものが多くなっています。でも、技術や道具が進化するほど、科学では説明できないことが起きるんですね。分からないことは、妖怪で語ったほうが便利です。減るどころか増えるのではないでしょうか」

 皆さんも、奥さんや上司を納得させる「言い訳妖怪」を仲間にしてみては!?

「新型コロナ禍で話題のアマビエだけじゃない!「妖怪」大図鑑」のページです。デイリーニュースオンラインは、新型コロナウイルス歴史病気カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る