笑い声をあげて、孤独にストレスを感じる…人間そっくりなネズミの生態 (2/2ページ)

新刊JP

人間にとって孤独はつらいものだが、ネズミも孤独はつらいようだ。ネズミは群れで生活を行い、孤独になることでストレスを受けることが実験で証明されている。

マウスやラットを数日間から数週間、単独飼育することでストレスを書ける実験をしたところ、孤立状態にあったネズミは、複数匹で飼育されているネズミに比べて攻撃的であったり、不安行動が強いといった特徴を見せたという。ただし、ネズミにも個体差はあり、他のネズミと共同生活を送ることが難しいネズミもおり、単独飼育したら、のびのびと生活できるようになるケースもある。これもまた人間に似ているかもしれない。

表紙

「ネズミを知ると見えてくるのは、私たち人間の姿だ」と、篠原氏は述べる。ネズミの生態を知ることで、ネズミから学ぶことも多いのかもしれない。そんなことを思わせてくれる一冊である。

(T.N/新刊J P編集部)

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