大河ドラマ「麒麟がくる」で物議をかもした女性たちの「立て膝座り」って実際どうだったの? (2/3ページ)

Japaaan

もちろんそれは両膝をついた正座でなくても、胡坐だって構やしないのですが、片膝立ちでは膝が邪魔になって深くお辞儀が出来ないためで、山賊の親分などが傲岸不遜な態度をアピールしたいならともかく、目上の者に対して首だけヒョコっと傾ける「チンピラお辞儀」では、どうにも格好がつきません。

また、片膝を立てて座っているとどうしても猫背になりがちで、がんばって背筋を伸ばし続けると背中や腰を痛めてしまいます(加えて骨盤に圧迫されてお尻も痛くなります。よかったら、試しに30分ほどやってみて下さい)。

そもそも膝を立てて座るのは、現代の私たちでも「疲れた身体を膝で支えたい(見栄えはあまり気にしない)」「足がだるい(ちょっとポジションを変えたい)」、要するに「身体をリラックスさせたい」からすることが多く、片膝を立てて座りながら(威厳を保つべく)背筋を伸ばす、という行為は本末転倒と言えるでしょう。

※まぁ、その辺は見る人の価値観によるのかも知れませんが、威厳を演出したいのであれば、正座なり胡坐なり、左右対称に整った姿勢の方がより有効に感じます。

みんな自由に座っていた、大らかな時代

時に、こうした事例をもって「戦国時代、高貴な女性は片膝を立てて座るのがスタンダードだったのだ」とする意見にふれることもありますが、それは流石にいかがなものかと思います。

お市の方。裾の中が正座か胡坐かは判りません(胡坐っぽい?)が、少なくとも立膝ではなさそう。

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