大河ドラマ「麒麟がくる」で物議をかもした女性たちの「立て膝座り」って実際どうだったの? (1/3ページ)

Japaaan

大河ドラマ「麒麟がくる」で物議をかもした女性たちの「立て膝座り」って実際どうだったの?

近年、歴史の新解釈によって、物議をかもすことが多くなったように感じる大河ドラマや時代劇。

令和二2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」では、女性たちが片膝を立てて座っている描写(立て膝座り)が物議をかもした(orかもしている)そうですが、実際のところはどうなのでしょうか。

立て膝座りもOKだけど……

立膝で座る北条夫人。息子(武田信勝)の前でリラックスしている様子。

結論から言えば、戦国時代の女性が片膝を立てて座ることは間々あったようで、実際にそうした肖像画などが遺っていることから、少なくともタブーではなかったことが判ります。

もちろん胡坐(あぐら)をかくこともあったでしょうし、両膝をついたいわゆる正座(せいざ)を礼儀正しい座り方(だから文字通り正座と言うのですが)とする作法が確立されるのは、もう少しあと(江戸時代以降)になります。

とは言うものの、彼女たちもTPO(時と場所と状況)と無関係にそのように座っていた訳ではなく、改まった場面では相応の座り方をしていたはずです。

※大河ドラマ『麒麟がくる』では、婚礼の席で胡坐をかく花婿に対して、花嫁が立て膝で座る場面があったそうですが、それは流石にやり過ぎだと思います。

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