間違ってない? 「やぶさかではない」の本当の意味 (4/4ページ)
☆例文
・私でよろしければ、喜んで参加します。
◇「進んで〜する」
立候補する時など積極的な意思表示ができます。
☆例文
・彼は、そのプロジェクトに進んで手を挙げた。
◇「全面的に賛成する」
一点の曇りもなく同意する時に使えます。
☆例文
・今回の案件を進めることに、全面的に賛成です。
また、何かを打診された時に、快諾する時には以下の言葉を使うといいでしょう。
◇「お安い御用です」
簡単に行える時に使います。
☆例文
・ええ、お安い御用ですとも。
◇「もちろん」
「言うまでもなく」という意味で使います。
☆例文
・もちろん、OKです。
◇「ぜひ」
「ぜひ」は、「あることを実現したいという強い気持ちや意思を表す」語です。
「どうあっても、きっと」という意味で使います。
☆例文
・うれしい! ぜひ、やりましょう。
誤解を生まないためには言い換えや表現の工夫を
いかがでしたか?
「やぶさかでない」「やぶさかではない」は、本来は「喜んで~する」という意味であると紹介しました。
ただ、「仕方なくする」という意味で捉えている人の割合が、「喜んでする」という意味で捉えている人の割合を上回っていることからも分かるように、「やぶさかではない」は誤用が多い言葉です。
何かを打診され、その相手には積極的な気持ちや快諾を表現したいけれど、周囲に対しては何となく濁しておきたい……。
そんな空気を読む風潮の中で「やぶさかではない」という言葉が選ばれ、「ただし~」というような条件付きの誤用表現も増えているのでしょう。
そんな時は、「賛成」という言葉に言い換えた上で、「私も理念としては100%賛成です。ただ、現場では……」など、何に対しての同意で、障害や条件は何なのかをピンポイントで明解に示す方が良いですね。
本来の言葉の意味は正しく理解しておきつつ、相手や状況に合わせて言葉を言い換えたり、言い回しを工夫したりすることで、より誤解を生まないコミュニケーションが可能になります。
(前田めぐる)
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