「ミニコーラ」「ココアシガレット」「 シャレデッセン」... 大阪発パロディ駄菓子がユーモアたっぷり

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ココアシガレット(画像はオリオン公式サイト
ココアシガレット(画像はオリオン公式サイト

[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年9月9日放送の「しみのじ新発見!~知ってそうで知らない世界~」のコーナーで、パロディ商品が人気の大阪のお菓子メーカーが紹介されました。


ココアシガレット(画像はオリオン公式サイトより)

創業72年のお菓子メーカー・オリオン(大阪市淀川区)。これまで開発したパロディ商品は、主力商品「ココアシガレット」(1951年発売)、「ミニコーラ」(1978年発売)、「梅ミンツ」(1973年発売)をはじめ、およそ1000種類もあります。

オリオンに勤めて44年の常務取締役・高岡五郎さんによれば、商品名はダジャレになっているものが多いとのこと。その一つが「食べルンですHi 」(1990年発売)で、発売後は「『写ルンです』のおまけに付けたい」と富士フィルムから電話がかかってきたそうです。

また商品を1000作ったうちの990は失敗作。販売が続くのはほんの一握りだといいます。

あいみょんきっかけに再ブレイク

パロディ商品は、どのように考案してきたのでしょうか。

例えば、パッケージも本物にそっくりの「シャレデッセン」。ウインナーの盛り合わせを頼んだ時に、お菓子にならないかと考えたといいます。中身はイモムシの形をしたグミで「あんまり売れへんかった」と高岡さんは話していました。

昔からある商品が、再び脚光を浴びることもあります。発売以来「オリオン」を支えてきたお菓子のひとつ「ココアシガレット」は、去年の2月に歌手の「あいみょん」さんが、インスタグラムで持ってくわえてくれたおかげで再ブレイク。売り上げが約40%もアップし、1億円をかけて製造ラインを改修したとのことでした。

「ココアシガレット」は、32円という安さが魅力。「子どもでも買える金額で販売し続けたい」と話す高岡さんに、大阪らしい商魂と商品への愛を感じました。

(ライター:まみ)

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