埋葬新時代。キノコから作った「生きたお棺」で地球に還るという選択肢(オランダ) (3/4ページ)
image by:tudelft
「菌糸体は環境にとって栄養になる廃棄物をいつも探しています。油、プラスチック、金属といった有害物でも同じことです。」
「菌糸体はたとえばチェルノブイリでも使われましたし、ロッテルダムでは土壌の浄化に利用されています。農地を元気にするために使っている農家もいます。」
ヘンドリックス氏が生きた棺のアイデアを閃いたのは、昨年菌糸体で作った「生きている家」をお披露目したときのことだそうだ。
「女の子にこう聞かれたんです。『おばあちゃんが死んだら、そこに置いておいてもいいの?』ってね。」
菌糸体が人体にどのように作用するのかハッと気がついたという。それは人を生命の循環に戻し、植物に栄養を与えてくれる、と。
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・棺を育てるには1週間で、手間いらず
リビング・コクーンを作るには、それを成長させなくてはならない。