結婚しても「仕事を辞めない方がいい理由」 (1/2ページ)
僕、渋谷で23年間バーを経営していまして、お店に足を運んでくださるいろんなお姉さまたちから、毎晩「女の生き方」みたいな話を伺っているんですね。
皆さん、僕が「書く仕事」をしているのも知ってるので、「林さん、DVをする男の見分け方と、男に浮気させない方法を教えるから書いておいて」って感じの話をされるんです。
その話の延長線上で、よく言われることがありまして。
それは、「大恋愛の末に結婚しても、その人と離婚するかも、というのは頭に入れておいた方が良い」ということ。
そして、「結婚相手の収入が良くても、決して専業主婦になろうとしてはいけない」そうです。
■結婚に必要なのは「離婚するための備え」
例えば結婚して、子どもが生まれます。もし今働いている会社に産休制度があるのならそれを使って、できれば彼にも使ってもらって、とにかく「会社は辞めない方が良い」ということ。
あるいは「いつでも社会に復帰できるように、手に職のようなものを付けておくこと」というのもよく言われます。
なぜなら、結婚してから「どうしてもこの男性と離婚したい」と思っても、いざシングルマザーでアルバイトや派遣をしながら子どもを育てることを考えると、離婚を諦めてしまいがち。
そうやって我慢して結婚生活を続けることで、自分の一生を棒に振ってしまうことにもなります。
結婚する時は、まさか離婚しようと考える日が来るなんて想像もしなかったのに、人間って変わるもの。だけど、「自分だけの収入ではお先真っ暗だから、我慢してこの人と結婚を続けていくしかない」っていう選択をすることもあるそうです。
離婚した時の保険として、会社はできるだけ辞めない。あるいは手に職を付けて、いつでも社会に復帰できるようにしておく。専業主婦になろうとしない。
こういうことを、お姉さま方に「林さん、書いておいて」って言われます。