麺好き50代オヤジがコロナ禍で一念発起! チャリで往復50キロ、極旨ラーメンを食べに行ってみた! (3/4ページ)

日刊大衆

無料アプリもあるのだが、使い勝手の良さそうな有料アプリ「自転車NAVITIME」のプレミア会員(月/250円)を試すことにした。速度や走行距離、走行時間、高低差もわかり、「推奨ルート」ほか「裏通り優先」「サイクリングロード優先」など7つのルートから道を選べる。しかも自動車のナビ同様に、音声案内までしてくれる優れものだ。

 2020.08.23 09:00出発。

 朝から30度超えの猛暑である。

 さいたま市から目的の所沢市の「自家製手もみ麺 鈴ノ木」まで、推奨ルートでの総距離は約25キロ。自転車の走行速度を15㎞/hに設定すると、1時間45分ほどの旅だ。

 電動サポートは「エコ・オート・パワー」の三段階あり、標準のオートに設定して走り出す。タイヤは太くグリップ力が強いので快適な走りだ。7段変速ギアは「4」に設定して15〜18㎞/h程度で進む。所沢までは国道463号線(浦和所沢バイパス)でほぼ一直線。10分ほどで荒川にかかる長い橋に差し掛かると緩やかな登り坂だ。すると前輪から「シュルシュル、シュル」と初期のプリウスのような静かな電子音が聞こえてくる。電動サポートが効いてギアを変えることなく同じ感覚でペダルを漕ぐことができる。この自転車の特長で前輪はフロントモーター、後輪は漕ぐ力による駆動でグリップ力が上がる。道路にピタリと張り付き、まるで自動車の4WDのような安定した感覚だ。

 「これはいい。」

 サポートが効くと前輪が浮くような感覚になる後輪駆動の電動自転車とは全く異なる感覚だ。走りは超快適なのだが、とにかく暑い! 30分ごとに休憩しながらゆっくり進む。さいたま市から富士見市、志木市を抜けて所沢市に入る。予想外に起伏が激しく高低差は150メートルもある。急な登り坂ではパワーモードに切り替えてギアを「3」に落とすと、スイスイ登れる。結局軽いギアの「1」と「2」は一度も使うことなく、もちろん立ち漕ぎなど皆無。道中、風のように颯爽と追い越していったホンモノのサイクリストにも、長い坂道では追いついてしまうほどのサポート力だ。下り坂でペダルを漕ぐのをやめると「自動充電」が始まる。

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