9歳で父を殺害された少年。犯人を捜し続けて17年。その執念が実りついに犯人逮捕へ(中国) (3/4ページ)

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ズボンに残された複数の刺し傷 image credit:Daily Digest 
・17年後、ついに犯人を発見

 それからだいぶ年月が経ったが、ミンチァンさんは諦めることなく、ひたすら男の情報を求めて捜し続けた。

 2007年になると、男を目撃したという情報を得た。容疑者に似た人物が昆明駅でバイクに乗っていたというのだ。

 そこでミンチァンさんは数日間駅を張り込んだが、男は現れなかった。

 更に2013年には、福建省晋江の工業団地に隠れている可能性があるという情報を得たため、ミンチァンさんは雲南省に旅して半年間捜索を続けたが、男を見つけることはできなかった。

 そして2017年、信頼できる情報筋から男が福建省南安全市にいるという情報を掴んだミンチァンさんは、再び数千kmの距離を旅し、男が働いているとされる南安市郊外の食器工場へと向かった。

 車を借りて、男や工場周辺の聞き込みを重ねた結果、ミンチァンさんは男が名を変えて結婚し、子供までいることを知った。

 工場の近くに張り込んで3日目、ついに男が姿を現した。この17年間、ミンチァンさんは男の写真をずっと持ち歩いて来た。男は少し老けた程度であまり変わっておらず、すぐにミンチァンさんは父の命を奪った相手だと確信した。
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