名将・野村克也監督「最後のボヤキ」イチロー、大谷翔平へ魂の遺言 (1/2ページ)

日刊大衆

野村克也
野村克也

 “球界の至宝”野村克也さんが亡くなってから約7か月。時に厳しく、時にユーモアにあふれた「ボヤキ」が一冊の本として蘇ることになった。その本のタイトルは『一流非難 プロ野球スーパースター異説』(双葉社刊)。ノムさんが生前、本誌で連載していた『プロ野球スター名選手 新ボヤキ論』をまとめたもので、9月18日に発売。「ボヤキ」といわれたノムさんの辛口コメントだが、それらは、けっして単なる愚痴や悪口ではなかった。南海時代に野村監督の下でプレーした野球評論家・江本孟紀氏は、こう語る。

「野村さんは、選手によく説教していました。有無を言わせぬ形で追い込むんですが、選手も、監督によく思われたいから頑張るしかない。もともと能力があるからプロになれたわけですが、考えることの重要性を言葉で叩き込まれたことで、その力を発揮できた選手がいたのも事実でしょう」

 ノムさんの厳しい言葉は、選手やチームに対する期待の表れであり、愛情の裏返しでもあったのだ。そして本書にも、球界の後輩たちへの“最期のメッセージ”が散りばめられている。

 たとえば、楽天監督時代の教え子、ヤンキース・田中将大には、大きな後悔を感じていたという。《「若いときの苦労は買ってでもせよ」ということわざもある。日の当たらない2軍で苦労を経験し、それを糧にして成長することが、将来の人間形成のうえで必要だったのではないか》

 下積み経験のない田中。現在の活躍を見て「杞憂に過ぎなかった」とも記しているが、「人間的成長なくして、技術的進歩なし」はノムさんの持論である。

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