多部未華子、NHKドラマ直前降板は3つの不信感も…TV局出禁芸能人!
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私の家政夫ナギサさん
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池谷実悠

7月クールに放送された多部未華子(31)主演のドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)。
初回放送の平均世帯視聴率が14.2%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、以降も2桁台をキープ。9月1日放送の最終話は19.6%と、近年のドラマではトップクラスの高視聴率をマーク。
共演の大森南朋(48)の“かわいらしさ”も好評で、9月8日には最終回のその後を描いた『新婚おじキュン! 特別編』も放送され、視聴率14.9%を記録した。
そんな絶好調の多部だが、もう1つの代表作として知られるNHKドラマ『これは経費で落ちません!』の続編の制作が突然中止されていたと、9月8日発売の『女性自身』(光文社)が報じている。
2019年7月クールに放送された『これは経費で落ちません!』で多部は、せっけんメーカーに勤める几帳面な経理部勤務の女性社員を演じて好評を博した。
『女性自身』によると、同ドラマが放送されていたNHKの『ドラマ10』枠では、視聴率に苦戦するドラマが多い中、『これは経費で落ちません!』は異例の高視聴率を記録し、ドラマ終了後には続編を望む声が多数上がっていたという。
「NHKサイドも早々に続編の制作を決め、当初は2021年1月クールの放送を目指していましたが、新型コロナウイルスの影響もあり4月から放映することが決まっていたといいます。
今年10月下旬からクランクインすることも決定し、スタッフも準備を進めていたようですが、撮影開始まで2か月前を切っていた8月下旬、関係者に突如、制作中止が告知されたと『女性自身』では伝えています」(女性誌記者)
■多部サイドから降板を申し入れ
『女性自身』によると、主演の多部の所属事務所がドラマからの降板を申し入れてきたという。
「続編制作について、多部サイドは“作品の世界観を大事にしたいので、前作と同じキャスト・スタッフで臨みたい”という条件を出していたといいます。
演出やほとんどのキャストのスケジュールを押さえることができていたそうなんですが、多部の同僚社員役の1人が、出演することができなくなったんです。その俳優というのが平山浩行(42)です」(前出の女性誌記者)
平山は多部と同じ経理部に所属する田倉勇太郎役として出演していた。
「平山さんは9月からスタートした『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)に出演しているため、NHKはスケジュールを押さえることができなかったのかもしれませんね。平山さんは『これは経費で落ちません!』では、多部さんが信頼を寄せる経理部の先輩役。なくてはならない役ですから、彼の出演が叶わなかったことは大きかったんでしょうね。NHKサイドは当然、主演の多部さんサイドの“条件”を理解していたはず。それなのに平山さんの出演が無理だったのは、NHK側の出演オファーが遅れたりしたのかもしれませんね。
ただ、それでも、多部さんサイドは平山さんだけブッキングできないことに、一時は理解を示した様子だったといいます」(制作会社関係者)
■キャスト・ロケーション・台本で不信感
『女性自身』では、そこから多部サイドは制作サイドに不信感を抱くようになったと報じている。
「キャストだけではありません。前作のロケは横浜のあるビルで行われていたのですが、そこも続編では借りることができなくなってしまったといいます。また、台本も5話分まで用意して多部さんサイドに提示したそうなのですが、そこにも納得できないところがあったとか……。
キャスト、ロケーション、台本と、3つの不信が重なり、それが大きな不満になって多部さんサイドが降板を申し出たのではと言われています。ドラマは失敗すれば、他にどんな問題があっても、その責任は結局は主演が負うことになります。それは、俳優としての評価につながり、今後の仕事に大きな影響を及ぼします。だからこそ、多部さんサイドの“作品の世界観を大事にしたい”という条件は理解できます。
ただ、NHKサイドに立てば“もっと早い段階で言ってほしかった”という思いではないでしょうか。台本は5話分ができ上がっていて、収録日なども決まっていたといいます。にもかかわらず、2か月前のタイミングで“出られません”というのは、業界の慣例的にも禁忌でしょう」(前出の制作会社関係者)
■多部未華子のNHKドラマ出演がNGに?
民放キー局ディレクターは話す。
「コロナ禍もあり、4月放送のドラマをこのタイミングで新規で始動させることは不可能です。そのため、来年4月の同枠では再放送などで対応せざるをえないはず。
双方に行き違いがあり、一方的に多部さんサイドが悪い、NHKが悪いと断定することはできないでしょうが、もっと早い段階で解決できるはずの問題であったとも思えます。
ただ、NHKは国民の受信料で運営されているため、これまで不祥事で収録した番組が放送できなくなったなどの事態を引き起こしたタレントには、制作費をきっちりと請求することで知られています。今回の騒動に関してお金は発生しないとしても、NHKとしては何らかの厳しい対応をせざるをえないとささやかれていますね。
もちろん、NHKサイドにも落ち度があったと言えるのでしょうが、最悪の場合、今後しばらくは多部さんがNHKのドラマに出演できない、ということになるのかもしれません」
多部未華子は、NHKから“出入り禁止“処分を食らってしまうのか――? ただ、こうした事態はそれほど珍しいことではない。芸能界にはテレビ局やラジオ局から出禁状態だというタレントは少なくないのだ。
■鷲見玲奈が犯した2つの禁忌
3月31日にテレビ東京を退社し、フリーアナウンサーとして活動している鷲見玲奈(30)は、古巣のテレビ東京から出禁状態だとささやかれている。
鷲見がテレビ東京から退社する直前の3月26日、テレビ東京の総合編成局長は「『家、ついて行ってイイですか?』は(鷲見が)出演する方向で所属事務所と詰めの交渉を行っています。『FOOT×BRAIN』も出演の方向で前向きに交渉しています」とコメントしていた。
「にもかかわらず、ひっそりと鷲見が番組から姿を消しているんです。それは鷲見がテレ東から出禁を食らったからだともっぱらです。その理由というのが、テレ東との約束を反故にしたこと、そして“裏かぶり”だといいます。
鷲見は2019年12月の『週刊文春』(文藝春秋)で、増田和也元アナ(38)との不倫疑惑が報じられました。実はテレ東から退社する前の話し合いで、レギュラー番組継続出演の条件として、不倫騒動の詳細については“一切口外しない”という約束がテレ東と鷲見アナの間で交わされたとされています。
ところが、鷲見はフリー転身後に『週刊文春』のロングインタビューに応じ、不倫疑惑を否定しつつもその顛末について詳細に語っているんです」(放送作家)
■“確信犯的”に裏かぶりか!?
もう1つの“裏かぶり”とは「同じ時間に別の局の番組に出演することをNG」とする、テレビ業界に存在する暗黙のルールのことだ。
「鷲見は5月20日に日本テレビ系の『今夜くらべてみました』(水曜21時~)に出演していますが、この真裏で『家、ついて行って』が放送されていたんです。鷲見サイドのマネジメントが甘かったという可能性もありますが、鷲見が“確信犯的”に裏かぶりをしたのではともささやかれています。
というのも9月上旬、テレ東の若手女子アナの音声データが流出。9月17日の『文春オンライン』では森香澄アナ(25)と池谷実悠アナ(24)の声だと報じていますが、通常では流出するはずのないアナウンス室の発声室の会話が流出してしまったわけです。
それだけ、テレ東アナウンス部では女子アナ同士の足の引っ張り合いが繰り広げられているということ。鷲見も不倫疑惑がきっかけではなく、同僚アナウンサーへの不信感と怒りで退社を決意したという報道もあります。そういった状態のテレ東では“仕事をしたくない”という思いから、意図的に裏かぶりを選択、自ら出禁状態になっても構わないと思って行動したのではとささやかれているんです」(前出の放送作家)
■宇垣美里はマネージャーをクビに!?
鷲見と同じ、元局アナの宇垣美里(29)も古巣のTBSから出禁状態だとささやかれている。
宇垣は2019年3月31をもってTBSを退社して以降、タレントとして活動している。化粧品会社のイベントにコスプレ姿で出演して好評を博し、コスプレやサブカル関係の仕事が殺到。イベントにも引っ張りだこで1本200万円とも言われるギャラを稼ぐ存在となった。
「ただ、似たような路線ばかりの売り方や自分のイメージが固定化されることに嫌気が差したといい、TBSから引き抜いてくれた事務所の担当マネージャーをクビにしたといいますね」(芸能プロ関係者)
宇垣といえばフリー転身後には、TBS在籍時の2018年3月に朝の情報番組『あさチャン!』を降板した際の“コーヒーぶちまけ事件”の真相を告白している。
2019年7月放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した宇垣は、直前になってから番組降板を告げられたことに腹を立て、プロデューサーが宇垣のために買ってきた缶コーヒーを「あなたからもらったコーヒーは飲めませんとジャーッと捨てた」と明かした。
さらに、このエピソードが外部に漏れて週刊誌で報じられたことについても、「私とプロデューサーしか知らない話がどうして外に出るの? 民度が知れるわ」と吐き捨てたのだ。
「この一件もあり、TBSからは“出禁状態”だとささやかれています。ただ、TBS時代から出演しているラジオ番組『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)では、現在も火曜レギュラーを務めている。
それでも、TBSとしては彼女にはこりごりで、“うちの番組に出てほしい”という感じではないでしょう。TBSからは今後しばらく新規のオファーはないのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)
■小倉優香はラジオで降板直訴で…
最近、ラジオでひと悶着を起こしたタレントといえば小倉優香(22)だろう。
小倉の爆弾発言が飛び出したのは7月29日深夜放送のラジオ『アッパレやってまーす!水曜日』(MBSラジオ)内でのこと。
小倉は番組終盤に「ちょっと時間あるかな? あと1分? 手短に話します」と切り出し、「朝早く起きて夜早く寝るという生活をしていて、ラジオがつらくなったので辞めたいと事務所に言ったんですけど、3~4か月話してくれないのでここで言います。辞めさせてください」と突如、番組を降板を直訴したのだ。
7月31日の『スポニチアネックス』では、小倉の発言に番組関係者は怒り心頭で、中には「もう来なくていい」と吐き捨てたスタッフもいたという。
8月26日、毎日放送の三村景一代表取締役社長は書面で「小倉優香さんには、ご本人のご希望どおり番組を降板いただきます」と発表。
「小倉の念願が叶ったということでしょうが、今後しばらくはMBSをはじめ多くのテレビ局やラジオ局は彼女を警戒して起用しようとはしないはず。
ただ、小倉本人は悪いことをしたという意識はないようで、現在の扱いにも納得していないようで、個人として関係各所と徹底抗戦していく構えだと聞こえてきています」(前出の芸能プロ関係者)
さまざまな事情でテレビ局・ラジオ局から出禁状態のタレントたち。捨てる神あれば拾う神あり、となってほしいが、さて、どうなる?